Oracle ProjectとのReceivablesの統合

ReceivablesとProjectとの間の統合サービスでは、自動インボイスを使用したReceivablesへの転送の前後のProject請求書の各種側面を管理できます。

Oracle ReceivablesとOracle Projectとの間の統合サービスには次のものがあります。

  • Project請求書の税額

  • 契約請求書

  • 請求書印刷

  • 正味請求書

Project請求書の税額

Receivablesに転送する前にドラフトProject請求書の見積税額をレビューできます。請求書全体または選択した請求書明細の見積税額をレビューできます。Projectで見積税額を使用して請求書を印刷することもできます。

Project請求書では、Taxで定義されているとおり、Receivablesで使用されているのと同じ税金構成が使用されます。ただし、Project請求書の最終的な税金の計算はReceivablesへの転送後にのみ行われます。Projectでの請求書の作成とReceivablesへの請求書の転送との間に税金構成に変更があった場合、最終的な税金の計算はドラフト請求書での見積計算と異なる場合があります。

契約請求書

プロジェクト情報なしで契約請求書を作成し、これらの請求書をReceivablesに転送できます。転送に成功したら、Receivablesで契約番号で検索し、これらの請求書をレビューできます。

「営業担当必須」売掛/未収金システム・オプションが有効な場合、Receivablesに転送する前に販売実績情報を契約請求書に指定する必要があります。

自動インボイスのインポート後、Receivablesで契約請求書の会計は表示されません。請求書が補助元帳会計に転送された後にのみ会計を表示できます。

請求書印刷

Receivablesへの転送の前にProjectで請求書を印刷し、レビューできます。最終的な請求書の印刷用にProjectで作成した印刷テンプレートをReceivablesに転送することもできます。

正味請求書

Projectで正味請求書を作成し、これらの請求書をReceivablesに転送できます。正味請求書では新規請求書明細を既存のクレジット・メモと組み合せ、1つの請求書を作成します。適用可能な場合は貸方品目ごとに別個のクレジット・メモを発行するかわりに正味請求書を使用して既存の貸方を管理できます。

Receivablesへの転送後、貸方計上された明細は請求書上の個別の請求書明細として表示されます。

ノート: Project正味請求書に割り当てられる売掛/未収金トランザクション・タイプは、プラスおよびマイナスの金額に対応するために作成符号が「すべての符号」である必要があります。