「税制の管理」スプレッドシートを使用した税制の作成例

この例では、「税制の管理」スプレッドシートを使用して、Oracle Fusion Taxに税制を作成する方法を示します。

スプレッドシート入力と税金構成のアップロードにより、迅速に実装できます。スプレッドシート機能では、次の操作を実行できます。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

考慮が必要な意思決定事項	この例の場合
作成する税金設定データは何か。	税制
データは既存の税金構成の更新か、それとも新規設定データか。	新規
国全体に対して政府税務当局が管理する税金要件があり、税タイプごとに国に1つの税制のみが存在するか。	はい
これは親税制か。	いいえ
この税制に登録する既存の法的エンティティまたはビジネス・ユニットがあるか。	はい、ビジネス・ユニット

前提条件

スプレッドシートで税データを作成するには、適切な基礎となるマスター地理データが取引先コミュニティ・モデルの地理にすでに存在していることを確認する必要があります。

「高速設定スプレッドシート」リストから税金構成の作成に使用するスプレッドシートを開きます。リストは、それぞれの「管理」ページの「検索結果」表にあります。

次に、高速実装タスクごとに高速設定スプレッドシートのタスクを示します。

この例では、「税制の管理」ページから、新しい設定データを作成するための税制スプレッドシート・テンプレートをダウンロードします。

次の値を入力します。

「インストラクション」タブのマクロを使用して、スプレッドシート・データ・ファイルをカンマ区切り値(CSV)ファイルとして保存します。
「検索結果」表の「高速設定スプレッドシート」リストから、「スプレッドシートから税制をアップロード」をクリックします。
「スプレッドシートから税制をアップロード」ダイアログ・ボックスで、ファイルを選択して「アップロード」をクリックします。
「税制の管理」ページで、「アップロードおよびダウンロード・プロセスのモニター」を選択します。
プロセスのステータスに注意します。
- アップロードが成功した場合、ページの検索基準を使用して税制を表示できます。
- アップロードが失敗した場合、対応するエラー・ログで詳細を確認し、ファイルのエラーを修正して、ファイルを再度アップロードします。「成功」以外のステータスは、失敗とみなされます。
ノート: 「スプレッドシートに税制をダウンロード」リスト項目を使用して、既存の設定をダウンロードすることもできます。新しい税制詳細でスプレッドシートを更新します。

以前に法的エンティティとビジネス・ユニットを設定しているため、以前に作成した税制に対してそれらをサブスクライブできます。

この例では、作成した税制に対してビジネス・ユニット「ビジネス・ユニット001」をサブスクライブします。

注意: 税制サブスクリプション・スプレッドシート・テンプレートをアップロードする前に、税制が存在することを確認する必要があります。

次の値を入力します。

「インストラクション」タブのマクロを使用して、スプレッドシート・データ・ファイルをCSVファイルとして保存します。
「検索結果」表の「高速設定スプレッドシート」リストから、「スプレッドシートから税制サブスクリプションをアップロード」をクリックします。
「スプレッドシートから税制サブスクリプションをアップロード」ダイアログ・ボックスで、ファイルを選択して「アップロード」をクリックします。
「アップロードおよびダウンロード・プロセスのモニター」タブをクリックします。
プロセスのステータスに注意します。
- アップロードが成功した場合、ページの検索基準を使用して税制サブスクリプションを表示できます。
- アップロードが失敗した場合、対応するエラー・ログで詳細を確認し、ファイルのエラーを修正して、ファイルを再度アップロードします。「成功」以外のステータスは、失敗とみなされます。
ノート: 「スプレッドシートに税制サブスクリプションをダウンロード」リスト項目を使用して、既存の設定をダウンロードすることもできます。新しい税制サブスクリプション・レコード詳細でスプレッドシートを更新します。