税金構成コンテンツ・アップロード・プログラム
税金構成コンテンツ・アップロード・プログラムは、特定の税金パートナによって提供される単一のデータ・ファイルを使用して、Oracle Fusion TaxとOracle Fusion Trading Community Model地理階層の両方に米国(US)のデータを移入します。
このプロセスは、米国のみの地理的範囲に限定されます。
データファイルには次のものが含まれます。
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売上税および使用税を課すすべての州、郡および市区町村の米国売上税および使用税の税率情報。
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米国の州、郡、市区町村および郵便番号の地理の組合せ。
または、税金高速実装スプレッドシートを使用して税金パートナ・コンテンツをアップロードできます。スプレッドシートの方が柔軟性が高く、米国の税金コンテンツだけでなく、グローバルな税金コンテンツのアップロードがサポートされています。機能設定マネージャで使用可能な「高速実装のための税金の定義」タスク・リストには、外部税金パートナが高速実装スプレッドシート・テンプレートにアクセスして顧客に税金コンテンツを提供できる個別のタスクが含まれています。
税金構成コンテンツ・アップロードに影響する設定
税金構成コンテンツ・アップロード・プログラムの実行は、関連するOracle Fusion Applications実装のタイプによって異なります。
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Software as a Service (SaaS)以外の実装の場合は、財務オファリングまたは高速実装タスク・リストの「管轄区域および税率アップロード・プログラムの実行」タスクを使用して、「税金構成コンテンツのアップロード」ジョブ・セットを開始します。「税金構成コンテンツのアップロード」ジョブ・セットは、2つの個別のジョブで構成されます。
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税金コンテンツ・ファイルのアップロード
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税金コンテンツ・データの処理
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SaaS (Oracle Cloud)の実装の場合は、「スケジュール済プロセス」ページを使用して「税金構成コンテンツのインポート」ジョブを実行します。
エラーを防ぐため、プロセスごとに表示されるすべてのパラメータを入力する必要があります。具体的なパラメータは次のとおりです。
パラメータ |
説明 |
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ファイルの場所と名前 |
アプリケーション・サーバーに保存されている特定の税金パートナ・データ・ファイルに関連するアプリケーション・サーバー・ディレクトリのフル・パスおよびファイル名。 ノート: このパラメータは、Oracle Cloud実装では使用されません。
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税金コンテンツ・ソース |
Oracle Fusionアプリケーションで以前に作成された特定の税金パートナ・プロバイダの名前。 |
税制コード |
データ・コンテンツ・アップロードが実行されるOracle Fusion Taxにすでに存在する特定の米国税制コード。 |
クラウド実装の前提条件
クラウド実装で「税金構成コンテンツのインポート」ジョブを実行する前に、税金パートナ・データ・ファイルへのアクセスを有効にするには、次のステップを実行する必要があります。
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税金構成コンテンツ・アップロード・プロセスを完了するためのアクセス権を持つ特定のユーザーを使用して、Oracle Fusionアプリケーションにログインします。
ノート: 税金マネージャ、財務アプリケーション管理者、アプリケーション実装コンサルタントなどの事前定義済のジョブ・ロールには、このアクセス権があります。 -
「ナビゲータ」メニューから、「ファイル・インポートおよびエクスポート」ページに移動します。
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ローカル・ディレクトリからユニバーサル・コンテンツ管理(UCM)サーバーに、税金パートナ・データ・ファイルの圧縮バージョンをアップロードします。
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アカウントとして「fin/tax/import」と入力します。
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「税金構成コンテンツのインポート」ジョブを実行する前に、「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ページから「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを実行します。これを実行して、UCMサーバーからzx_data_upload_interface表にデータを転送します。
税金データ・コンテンツの処理方法
税金データ・コンテンツのアップロード・プロセスは次のとおりです。
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税金パートナから入手可能なすべての米国売上税および使用税の税率をアップロードします。
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税金パートナが提供する月次データ・ファイルで入手可能な新規または更新された米国売上税および使用税の税率をアップロードします。
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次のような特定の米国税制のエンティティを作成します。
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税金
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税金ステータス
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税管轄区域
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税率
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米国の州、郡、市区町村および郵便番号の組合せを取引先コミュニティ・モデルの地理階層にアップロードします。
このアプローチは、税金レベルで構成設定を管理するために使用します。この場合、税金レベルの構成に変更がないことが確実になるまで、シミュレーションまたはシミュレーションとトランザクションの両方の目的で税金を有効にしないでください。
税制の税金データ・コンテンツ・アップロードを開始する前に税金を構成する場合は、税金レベルに税債務勘定を構成できます。親税金レベルに事前に定義されている税債務勘定構成は、税金データ・コンテンツ・アップロード・プロセス時に作成された子税管轄区域および税率に自動的に割り当てられます。