税務登録の税務処理基準デフォルトに対する例外の定義例
税務処理基準のデフォルト値を最も一般的に使用される値に設定して、税金を決定します。税務処理基準を使用して、デフォルト結果に対する例外を定義します。
次のシナリオは、税金の計算時に追加のロジックを指定する税務処理基準をいつ作成するかを示しています。
税務登録税務処理基準の定義
税務登録の場合、デフォルトまたは最も一般的に使用される登録パーティの値は出荷元パーティです。ただし、購買トランザクションの出荷元パーティの登録ステータスが「未登録」の場合に、請求先パーティの登録を使用する追加のロジックを指定する税務処理基準を設定できます。次を作成します。
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登録ステータスおよびトランザクション・ビジネス・カテゴリ決定要素が設定された決定要素セット。
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それぞれの決定要素の値を指定する条件セット。
この例では、「税務登録の決定」税務処理基準に次の設定が存在します。
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税務処理基準のデフォルト: 税務登録のデフォルトは出荷元パーティです。
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税務処理基準: サプライヤが登録されていない場合は、請求先パーティの税務登録を検討する必要があります。
次の条件がtrueの場合、税務登録は請求先パーティに定義されているものと同じになります。
税金決定要素区分 |
税金区分クオリファイア |
税金決定要素 |
演算子 |
値 |
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登録 |
出荷元パーティ |
登録ステータス |
次と等しい |
未登録 |
トランザクション一般分類 |
レベル1 |
トランザクション・ビジネス・カテゴリ |
次と等しい |
購買トランザクション |
税金決定プロセスでは、まず「税務登録の決定」税務処理基準が考慮され、次にデフォルト・パーティ登録が考慮されて、税務登録が決定されます。このルールの結果として、購買トランザクションでは、サプライヤが登録されていない場合、請求先パーティの税務登録が考慮されます。