売掛/未収金トランザクション明細に対する追加の税金決定要素の例

Oracle Fusion Receivablesトランザクション明細に関する追加の税金決定要素情報を入力します。追加で入力する税金情報に加え、税金構成および税務処理基準の設定に基づいて、トランザクションの税金が計算されます。次の追加情報のみ入力できます

シナリオ

売上請求書に対して計算された税金をレビューして、税金計算が想定と異なると判断しました。明細2には減額レートが適用されることを予想していましたが、減額のない税額が計算されました。追加の税金決定要素を評価して、税金計算の修正に必要な変更を特定します。

トランザクション詳細

トランザクション詳細は次のとおりです。

  • トランザクション合計: 3240 CAD

  • PST税制の税金合計: 240 CAD

    • 明細1: 1000 CAD設備レンタル

    • 明細2: 2000 CADホテルの部屋

税金の合計金額は、想定より高く計算され、トランザクション合計に対する8%です。詳細税金明細をレビューして、PST税制の税金が両方の明細を対象として計算されたと判断しました。明細1の税金は正しく計算されていますが、明細2の税金は減額レートで計算される必要があります。

明細2はホテルの部屋に対するもので、PST税制に従いますが、5%の減額レートである必要があります。レートは、製品会計分類によって決定され、この属性は、現在、このトランザクション明細に対して投入されていないと判断しました。これを修正するには、「追加の税金決定要素」リージョンの製品会計分類をホテルの分類で上書きします。

結果のトランザクション税額

入力した製品会計分類は、適用可能な税制および税金の「税率の決定」ルールの条件を満たしています。その結果、税金決定プロセスで5%の減額率が明細2に適用されました。トランザクションの税額合計は、予想した180 CADです((1000*.08)+(2000*.05))。