プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守条件の管理

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースは、プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件を定義して、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」プロセスを発行することでHCM個人から作成および更新できます。

このプロセスでは、保守条件に一致する従業員および派遣就業者からプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを作成および更新します。レコードは、処理順序値に基づいて昇順で処理されます。複数の条件の処理順序値が同じ場合、レコードは条件名に基づいてアルファベットの昇順で処理されます。

保守条件には、次のことが含まれます。

  • 個人タイプ(および、オプションで、指定されたジョブ)。

  • プロジェクト・エンタープライズ・リソースの、作成されるときに割り当てられた属性。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件を定義するには:

  1. ナビゲータ」→「設定および保守」をクリックし、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」タスクを検索します。

  2. プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」リンクをクリックします。

  3. 「作成」アイコンをクリックします。

  4. 「条件の作成」ページで、「名前」フィールドに条件名を入力します。

  5. 処理順序」フィールドに値を入力します。

    ノート: その個人についてプロジェクト・エンタープライズ労務リソースが存在しない場合は、プロセスによって、処理順序値が1の条件でリソースが作成されます。後続の条件がその個人に該当しても、同じ個人に対して複数のリソースが作成されることはありません。
  6. (オプション)摘要を入力します。

  7. 「個人タイプ」選択リストから個人タイプを選択します。個人タイプは、従業員、派遣就業者または両方のタイプです。

  8. オプションで、ビジネス・ユニットおよび組織を選択します。

  9. HCM個人から特定のジョブのリソースを作成するには、「ジョブ」選択リストからジョブを選択します。別のジョブを追加するには、「追加」をクリックします。

  10. 「リソース空き状況および要員配置の管理」チェック・ボックスを選択し、管理対象のプロジェクト・エンタープライズ・リソースを作成します。

    • 管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースは、Oracle Fusion Project Resource Managementで管理されます。

    • このオプションを選択した場合、デフォルトで、リソースは「プール・メンバーでないリソース」リソース・プールに追加されます。この選択を変更して、リソースを別のリソース・プールに移動できます。

  11. 「カレンダ」選択リストからリソース・カレンダを選択します。リソース・カレンダでは、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの作業スケジュールを定義し、これには勤務日、例外および休日が含まれます。このカレンダは、プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件に一致するすべてのリソースに割り当てられます。

  12. プライマリ・プロジェクト・ロールを「プライマリ・プロジェクト・ロール」から選択し、リソースを割り当てます。たとえば、Oracle Database Administratorを選択すると、Oracle Database Administratorであるプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを作成できます。

  13. 通貨を選択し、「コスト・レート」フィールドにコスト・レートを入力します。

  14. 通貨を選択し、「請求レート」フィールドに請求レートを入力します。

  15. 「条件の作成」ページで「保存してクローズ」をクリックします。

  16. 「プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」ページで「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」をクリックし、同じ名前のプロセスを発行します。このプロセスを実行して、次のことを行います。

    • リソースを作成します。

    • HCMの変更によってリソースを更新します。

    • 要員配置用のリソース空き状況を削除します。

    • リソース検索索引を保守します。

    次の表では、選択できるプロセス・オプションについて説明します。

    オプション

    摘要

    リソースの作成

    保守条件で定義された選択基準および属性に基づいて、従業員または派遣就業者からプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを作成します。

    リソースの更新

    HCMリソースに対して加えられた次のいずれかの変更を、既存のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースに適用します。

    • 名前

    • イメージ

    • Eメール・アドレス

    リソース空き状況の削除

    アクティブなHCMプライマリ割当を持たない従業員または派遣就業者であるリソースに対して、リソース空き状況および要員配置の管理オプションを無効にします。

    • リソースにOracle Fusion HCMのアクティブなプライマリ割当があるかどうかを判断する場合に、従業員や派遣就業者でないリソースは無視されます。

    • リソース・プール所有者は、自分のプールのリソースがプロジェクト・リソース要求の履行に適格でなくなると、通知を受け取ります。

    ノート:リソース空き状況の削除」を選択すると、リソースはプロジェクト・リソース要求を履行できなくなります。
  17. 「送信」をクリックします。「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」プロセスは、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソース保守条件の管理」ページまたは「スケジュール済プロセス」ページから実行できます。