削除済および修正済の請求書トランザクションの例

次のシナリオを使用して、請求書トランザクションの削除と修正の違いを理解します。

トランザクションの削除

ドラフト・ステータスの顧客請求書をレビューしている際、請求額が予想よりも高いことに気付きました。調査するうちに、間違って請求可能とマーク付けされている、ホテルからの電話料金が請求書に含まれていることがわかりました。トランザクションを削除し、請求不可と設定することによってトランザクションを現在の請求書から除去します。その結果、アプリケーションは次を行います。

  • トランザクションを未請求トランザクションが含まれる請求書のリージョンに移動します。

  • トランザクション・ステータスを請求不可に変更します。

  • 資金消費済金額を更新します。

このシナリオでは、トランザクションを請求書から完全に削除するオプションもあります。ただし、トランザクションの請求可能ステータスは変更されません。次に請求書の生成プロセスを発行すると、プロセスにより、トランザクションが請求書に戻ります。

トランザクションの修正

リリース済の請求書をレビューしている際、翌月まで請求できない労務費が含まれていることに気付きました。トランザクションを保留にすることによって修正します。その結果、アプリケーションは次を行います。

  • トランザクションを未請求トランザクションが含まれる請求書リージョンに移動します。

  • 既存の請求トランザクションの消費済金額を保留にしたトランザクションの金額分、減額します。

請求額は減額されませんが、クレジット金額が修正元請求書(クレジット・メモまたは正味請求書)に表示されます。