処理可能インフォレットの変更
管理者は、既存の事前定義済フィールド(属性)を変更または削除することも、営業担当の処理可能インフォレットに表示する追加のユーザー定義属性を選択することもできます。 営業担当には、役割別またはサイト・レベルで異なる設定を適用できます。
「自分のタスク」および「自分のアポイントメント」処理可能インフォレットを変更する場合は、「日付」、「時間」および「件名」属性を編集不可にする必要があります。 つまり、これらのフィールドではドリルダウン・オプションを使用できません。
営業担当は、優先度付けおよびフィルタ使用によって、営業パフォーマンスタスクを向上できます。 営業担当が選択したレコード数フィルタは、指定したレコード数設定よりも優先されます。 たとえば、「自分のタスク」処理可能インフォレットのレコード数として10を設定し、営業担当が「期限超過タスク」フィルタを選択した場合、10個のレコード(該当する場合)が表示されます。
営業担当は、処理可能インフォレットをグラフィカルに表示することもできます。 要約チャートには、選択したフィルタに基づいてデータが表示されます。
インフォレットを変更する前に
事前定義済の処理可能インフォレットを変更する前に、次の操作を実行します。
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ランタイムのアプリケーション変更を実行するための、一般的なワークフローを理解します。
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グローバル・ヘッダー・リージョンから使用可能な「設定およびアクション」メニューで「ページの編集」メニュー項目が使用可能かどうかを確認して、インフォレットを変更できることを確認します。 グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックして、「設定およびアクション」メニューを開きます。 メニュー項目が使用可能でない場合、ページを変更できません。
ノート: 処理可能インフォレットは、営業ホームページのページ区切りドット1の表示権限および「営業担当ダッシュボードの表示」権限によって保護されます。 ユーザーにこれらの2つの権限が付与されるようにします。 詳細は、Oracle Help Centerの『Sales and Fusion Serviceの保護』ガイドおよび『Sales and Fusion Serviceのセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。 -
ページを変更するための十分な権限があることを確認します。
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サンドボックスを作成するか、既存のサンドボックスをアクティブ化します。
処理可能インフォレットを構成するときは、サンドボックスでページ・コンポーザ・ツールのみが選択されるようにしてください。 デフォルトのサイト・レイヤー以外のコンテキスト・レイヤーに変更を加える場合は、個別のサンドボックスを作成して、そこでページ・コンポーザのみを使用する必要があります。 その後、コンテキスト・レイヤーを「サイト」から別のレイヤーに変更できます。 たとえば、特定のジョブ・ロールを持つユーザーのインフォレットを作成または編集するには、「ジョブ・ロール」コンテキスト・レイヤーを選択する必要があります。
処理可能インフォレット表示の編集
処理可能インフォレットは、事前定義済ロールで使用できます。 ただし、インフォレットの表示設定を編集することで、他のユーザー定義ロールに表示されるように、処理可能インフォレットの使用可能性を設定できます。
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処理可能インフォレット・ページにナビゲートします。
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グローバル・ヘッダー・リージョンで自分のユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「設定およびアクション」メニューを開いて「ページの編集」を選択します。
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インフォレット・リポジトリ(歯車)アイコンをクリックし、使用可能にする処理可能インフォレットの横にあるチェック・ボックスを選択します。
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インフォレットの右上隅にある「アクション」アイコンをクリックして、「表示の編集」を選択します。
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次のいずれかを選択します。
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はい: 処理可能インフォレットはインフォレット・リポジトリで選択できます。
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いいえ: 処理可能インフォレットはインフォレット・リポジトリで選択できません。
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EL式: EL式の評価によって、処理可能インフォレットがインフォレット・リポジトリから使用可能かどうかが決まります。 事前定義済の式は
#{securityContext.userInRole['ORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOB,ORA_ZBS_SALES_MANAGER_JOB,ORA_ZBS_SALES_VP_JOB,ORA_MKL_SALES_LEAD_QUALIFIER_JOB']}
です
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要件に合うようにEL式を編集します。
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変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。
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変更を確認し、サンドボックスを公開します。
処理可能インフォレット属性の変更
処理可能インフォレットに表示される任意の事前定義済属性を選択し、選択した代替使用可能属性で置き換えることができます。
次の表に、変更できる属性をUIに表示される順序で示します。
処理可能インフォレット |
属性 |
---|---|
自分のタスク |
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自分のアポイントメント |
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自分のアカウント |
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自分の商談 |
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自分のリード |
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処理可能インフォレットの属性を変更する方法を次に示します。
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アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。
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グローバル・ヘッダー・リージョンで自分のユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「設定およびアクション」メニューを開いて「ページの編集」を選択します。
「ページの編集」ウィンドウが表示されます。
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次のいずれかを選択します。
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サイト: すべてのユーザーが変更を使用できるようにします。
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ジョブ・ロール: リストから選択した特定のジョブ・ロールをターゲットに設定します。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「レイアウト」タブから、編集する属性をそれぞれのドロップダウン・リストから選択します。
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「列の幅」ルーラーに沿ってマウスをスライドさせることで、2列の表幅をパーセンテージで設定して調整します。
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属性に変更を加え、必要に応じて別の属性を選択して編集します。
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「ドリルダウン・フィールド」で、商談オブジェクトの詳細ページへのドリルダウンに使用する項目を選択します。
ヒント: 動的選択リスト・フィールドが処理可能インフォレットに追加されると、ドリルダウン機能が自動的に有効になります。次の表に、各処理可能インフォレットのドリルダウン用に選択できるフィールド名と関連する属性名を示します。
処理可能インフォレット
ドリルダウン・フィールド
属性
自分の商談
名前
金額
クローズ日
営業ステージ
自分のリード
リード名
ランク
自分のアカウント
名前
プライマリ担当者
プライマリ住所
自分のアポイントメント
件名
プライマリ担当者住所
自分のタスク
件名
プライマリ担当者
タイプ
期限
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変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。
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変更を確認し、サンドボックスを公開します。
レコード数の変更
インフォレットに表示するレコードの事前定義済の数を変更することもできます。 デフォルトでは、10レコードが表示されます。 必要に応じて、デフォルトを10、20、25または30に変更できます。
処理可能インフォレットのレコード数を変更する方法を次に示します。
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アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が表示されます。
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「レコード数」タブで、インフォレットに表示するレコードの数をドロップダウン・リストから選択します。
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「保存して閉じる」をクリックします。
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変更を確認し、サンドボックスを公開します。
フィルタの変更
フィルタ処理を行うと、注意が必要な未処理項目を表示するのに必要な検索の数を削減できます。 たとえば、処理可能インフォレットで使用可能にする事前定義済フィルタを選択したり、非表示にすることができます。
フィルタを表示または非表示にしたり、フィルタを再編成したり、カスタム・フィルタを追加できます。 「使用可能」リストでフィルタを複数選択し、ダブルクリックして、「選択済」リストに移動できます。 処理可能インフォレットのフィルタ・リストに対して少なくとも1つのフィルタを選択する必要があります。
「ワークスペース保存済検索を含む」チェック・ボックスを選択すると、関連レコードにすばやくアクセスできるフィルタとして、ワークスペースで作成された保存済検索を含めることができます。 デフォルトでは選択解除されていますが、選択すると、指定したオブジェクトに関連付けられているすべてのワークスペース保存済検索が処理可能インフォレットのフィルタとして表示されます。 詳細は、Oracle Help Centerの「実装スタート・ガイド」から利用可能な関連トピックの「ワークスペース保存済検索をフィルタとして使用するための処理可能インフォレットの切替え」を参照してください。
別のデータ・セットにアクセスするには、ワークスペースで新しい保存済検索を作成し、関連する保存済検索を処理可能インフォレットのUIで公開します。 使用可能なワークスペース保存済検索フィルタを選択することで、営業担当が必要なレコードをより動的かつ効果的に、ターゲットを絞って表示し、更新してただちに処理を実行できます。
この表は、変更できるフィルタを示しています。
処理可能インフォレット |
フィルタ |
フィルタの説明 |
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自分のタスク |
|
|
自分のアポイントメント |
|
|
自分のアカウント |
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自分の商談 |
|
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自分のリード |
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処理可能インフォレットのフィルタを変更する方法を次に示します。
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アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「フィルタ」タブから、変更するフィルタを選択します
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変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。
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変更を確認し、サンドボックスを公開します。
クイック処理の変更
営業プロセス内の関連する領域にナビゲートして、レコード・レベルでクイック処理を実行できます。 たとえば、レコードにドリルダウンして表示せずにタスクを簡単に完了または繰延したり、ボタンをクリックするだけで新規リードを受入または却下できます。
処理を表示または非表示にしたり、処理を再編成したり、カスタム・クイック処理を追加できます。 「使用可能」リストでクイック処理を複数選択し、ダブルクリックして、「選択済」リストに移動できます。 ただし、処理可能インフォレットのクイック処理リストに対して少なくとも1つの処理を選択する必要があります。
次の表に、変更できるクイック処理をUIに表示される順序で示します。
処理可能インフォレット |
クイック処理 |
---|---|
自分のタスク |
|
自分のアポイントメント |
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自分のアカウント |
|
自分の商談 |
|
自分のリード |
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処理可能インフォレットのクイック処理を変更する方法を次に示します。
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アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。
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変更する処理可能インフォレットにナビゲートし、そのインフォレットが拡張ビューに表示されることを確認します。
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変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。
「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。
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「クイック処理」タブから、変更するクイック処理を選択します。
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変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。
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変更を確認し、サンドボックスを公開します。