接続済資産の診断およびトラブルシューティング
Oracle Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsを使用して、様々なタイプの資産の安全な接続、資産のリソースとメタデータの登録、および登録済資産へのソフトウェア・アプリケーションのデプロイを行います。
接続済資産に対してInternet of Things Service Monitoring for Connected Assetsでインシデントが作成されると、Oracle Fusion Service (サービス・アプリケーション)でその接続済資産のSRが作成されます。 SRが解決されると、Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsの対応するインシデントもクローズされます。
この資産がInternet of Things Service Monitoring for Connected Assetsのインスタンスを介して接続されている場合、「サービス要求の編集」ページの「接続済資産」タブを使用して、このSRに関連付けられている資産を診断およびトラブルシューティングします。 このタブで、資産によって報告された情報の表示、資産への追加情報の問合せ、および資産に使用可能なアクションのリモートでの実行を行うことができます。
接続されている資産のメトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を表示するには、「IoT資産詳細」リンクをクリックします。 Oracle Internet of Things Asset Monitoring Cloud Serviceのマップはサブタブ内に表示され、ここで監視対象アセットの主要なアセット・データ(検出されたアセット、接続されているアセット、アセットの可用性、アセット利用率、オープン・インシデントなど)を追跡できます。 マップ・ビューにはマップに現在表示されているアセットの集計データが表示されます。
マップ・サブタブでKPIリボンを使用して、マップ・ビューに表示されているアセットの累積メトリックまたはKPIを追跡できます。 場所を検索したり、マップ内の場所にズーム・インして、その場所の累積統計を表示できます。 メトリックはライブ・データに基づいています。 ライブ・メトリック値は2分ごとにリフレッシュされます。 「マップ」ビューのKPIリボンには、最大5つのメトリックを表示できます。 ユーザー定義メトリックを追加するには、既存のメトリックを削除して新しいメトリックを追加する必要があります。
デフォルトでは、次のメトリックまたはKPIがKPIリボンに表示されます。
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検出されたアセット: 現在のビューで検出されたアセットの数を示します。 この数は、ズーム・アウトしてさらに場所を追加すると増加し、特定の場所に属するアセットにズーム・インすると減少する可能性があります。
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接続されているアセット: 現在のビューで接続されているアセットの割合を示します。 過去1時間以内にアプリケーションがアセット・センサーと通信した場合に、アセットは接続されているとみなされます。
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アセット利用率: 現在のビューで利用されているアセットの割合を示します。 割り当てられたストレージの場所に利用可能なアセットがない場合、アセットは利用されたとみなされます。
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アセットの可用性: 現在のビューで使用可能なアセットの割合を示します。 アセットにオープンの停止インシデントが報告されていない場合、アセットは使用可能とみなされます。
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オープン・インシデント: 現在のビューでアセットのオープン(つまり、未解決の)インシデントの数を示します。 インシデントは、停止など、メンテナンス・スタッフが作業する際に問題を特定するのに役立ちます。
特定のアセットのメトリックまたはKPIを追跡するには、マップ・ビューでアセットをクリックします。 デフォルトでは、次のアセット・メトリックが表示されます。
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現在接続中/現在未接続: アセットが現在接続されているかどうかを示します。 接続率を検索する期間を選択できます。 たとえば、過去24時間の接続率を検索できます。
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現在利用中/現在未利用: アセットが現在利用されているかどうかを示します。 利用率を検索する期間を選択できます。 たとえば、過去24時間の利用率を検索できます。
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現在使用可能/現在使用不可: アセットが現在使用可能かどうかを示します。 使用可能率を検索する期間を選択できます。 たとえば、過去24時間の使用可能率を検索できます。
詳細は、関連トピックの「アセットの状態および使用状況の監視」を参照してください。
「アクションおよび属性」セクションを使用して、トラブルシューティングおよび診断のために、接続済資産の属性の表示、使用可能な値のリモートでの更新、および使用可能なアクションを実行します。 使用可能なアクションおよび属性は、サインイン・ユーザーのロールと接続されたInternet of Things Service Monitoring for Connected Assetsインスタンスの資産定義によって異なります。 たとえば、接続されている冷蔵庫に対して定義された電源サイクルのアクションを使用して、ターゲットの温度に対する属性を35から39度までの任意の値にリモートで設定できることがあります。
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接続済資産でアクションを実行するには、「資産アクション」ドロップダウン・リストからアクションを選択し、「アクションの実行」をクリックします。
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属性値を変更するには、値を編集して「属性の更新」をクリックします。
「IoTインシデント詳細」セクションを使用して、このSRが作成されたInternet of Things Service Monitoring for Connected Assetsインシデントの詳細を表示します。 接続済資産は、ステータス情報および他のデータをInternet of Things Service Monitoring for Connected Assetsに定期的に報告します。 Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsアプリケーションでは、このデータを使用して、障害が発生した、または発生しそうであることを示す問題を検出し、インシデントを作成します。 サービス・アプリケーションに接続されると、インシデントは、問題を積極的に解決するようにSRの作成をトリガーします。
「診断」セクションを使用して、資産から報告された折れ線グラフのデータをレビューし、問題の原因を示している可能性がある異常を識別します。 たとえば、接続されている冷蔵庫で、モーターが半分の速度まで減速した後、いくつかのデータ・ポイントで温度の上昇が始まる場合があります。 このデータをレビューすることで、問題の根本原因として、モーターが減速した理由に焦点を当てることができます。
折れ線グラフで一度に200個までのデータ・ポイントを表示するために実行できることは、次のとおりです。
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特定の期間のデータを表示するには、「次から200個のデータ・ポイントを表示」フィールドで、データを表示する開始日時を入力または選択します。
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200個のデータ・ポイントのセットを前後にナビゲートするには、「前」または「次」の矢印アイコンをクリックします。
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Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsから使用可能な最も古い診断データを表示するには、「最初のデータを表示」アイコンをクリックします。
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Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsから使用可能な最新の診断データを表示するには、「最新のデータを表示」アイコンをクリックします。
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Internet of Things Service Monitoring for Connected Assetsでインシデントが作成された時間に集中するデータ・ストリームを表示するには、「インシデント作成の時間からのデータを表示」アイコンをクリックします。
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グラフ内の属性を非表示にするには、グラフの属性名をクリックします。 属性を表示するには、属性名を再度クリックします。