Eメール・プロパティの構成の概要

B2Bメッセージを添付ファイルとして電子メールに送信できます。

XMLペイロードとそのレイアウトの一部のデータ属性を構成して、Eメールの本文に含めることができます。次に、ユーザー定義メッセージ定義に関連付けられたXSLファイルを変更する必要があります。

ユーザー定義のアウトバウンド・メッセージ定義に対して、次のものを定義できます:

電子メールの件名。
受信者の電子メールIDを抽出するXPath。
XMLペイロードの属性のレイアウト。

次に、メッセージ定義に関連付けられたXSLファイルを変更して、Eメールのペイロードからデータ属性を抽出する必要があります。

電子メールのプロパティの構成

アウトバウンド・ユーザー定義メッセージのEメール・プロパティを構成する方法を次に示します:

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク領域で、「コラボレーション・メッセージ定義の管理」タスクをクリックします。
「コラボレーション・メッセージ定義の管理」ページで、「アウトバウンド」として「方向」を選択し、アウトバウンド・ユーザー定義メッセージ定義を検索します。
ユーザー定義メッセージ定義を選択し、「アクション」 > 「電子メールのプロパティの構成」をクリックします。

「電子メールのプロパティの構成」ダイアログ・ボックスで、次の詳細を入力します:

フィールド	説明
デフォルトの件名	電子メールのデフォルトの件名。
受信者EメールID XPath	Eメール・アドレスがリストされているペイロード内のロケーション。
ヘッダー・タイトル	Eメールのヘッダー領域に含めるデータ属性の順序およびタイトルを設定します。
列タイトル	Eメールの表領域の順序および列タイトルを設定します。

「保存してクローズ」をクリックします。

Eメール本文にXMLペイロードからのデータ属性を含める

ユーザー定義メッセージ定義に関連付けられたEメールの本文に含めるXMLペイロードのデータ属性を含める方法を次に示します:

構成したアウトバウンド・メッセージのメッセージ定義を選択し、「アクション」 > 「変換パッケージのエクスポート」をクリックします。
ダウンロードするXSLファイルを変更して、構成したデータ属性を設定します。
取引先またはサービス・プロバイダの場合、Eメールを配信メソッドとして設定し、アウトバウンド・コラボレーション・メッセージでそのメッセージ定義の配信メソッドを関連付けます。

電子メール・プロパティの構成例

Eメールのヘッダーに含めるデータ属性の順序およびヘッダー・タイトルを設定する例を次に示します:

この図は、Eメールのヘッダーに含めるデータ属性の順序およびヘッダー・タイトルを設定する方法を示しています。

Eメールの表領域のオーダーおよび列タイトルを設定する例を次に示します:

この図は、Eメールの表領域に含めるデータ属性の順序および列タイトルを設定する方法を示しています。

変更されたXSLファイルの例を次に示します:

<cmk:OutboundCollaborationMessage>
  <xsl:attribute name="xsi:type">
   <xsl:text disable-output-escaping="no">cmk:ProcessPurchaseOrderOAGIS721OutboundType</xsl:text>
  </xsl:attribute>
       <cmk:EmailContent>
       <cmk:Body>
         <cmk:EmailBodyHeader>
           <cmk:PropertyName RowNumber="1">
             <cmk:RowValue>
               <xsl:value-of select="/cmk:processOutboundCollaboration/cmk:OutboundCollaboration/tns:findOrderByPoHeaderIdResponse/tns:result/ns1:Segment1"/>
             </cmk:RowValue>
           </cmk:PropertyName>
           <cmk:PropertyName RowNumber="2">
            <cmk:RowValue>
              <xsl:value-of select="/cmk:processOutboundCollaboration/cmk:OutboundCollaboration/tns:findOrderByPoHeaderIdResponse/tns:result/ns1:Ordered"/>
            </cmk:RowValue>
           </cmk:PropertyName>
           <cmk:PropertyName RowNumber="3">
             <cmk:RowValue>
               <xsl:value-of select="/cmk:processOutboundCollaboration/cmk:OutboundCollaboration/tns:findOrderByPoHeaderIdResponse/tns:result/ns1:OrderDateDisplay"/>
             </cmk:RowValue>
           </cmk:PropertyName>
         </cmk:EmailB dyHeader>
         <xsl:for-each select="/cmk:processOutboundCollaboration/cmk:OutboundCollaboration/tns:findOrderByPoHeaderIdResponse/tns:result/ns1:PdfDraftPurchaseOrderLine">
           <cmk:EmailBodyTableHeader>
             <cmk:ColumnName ColumnNumber="1">
               <cmk:ColumnValue>
                 <xsl:value-of select="ns1:LineNum"/>
               </cmk:ColumnValue>
             </cmk:ColumnName>
             <cmk:ColumnName ColumnNumber="2">
               <cmk:ColumnValue>
                 <xsl:value-of select="ns1:ItemNumber"/>
               </cmk:ColumnValue>
             </cmk:ColumnName>
             <cmk:ColumnName ColumnNumber="3">
               <cmk:ColumnValue>
                 <xsl:value-of select="ns1:Quantity"/>
               </cmk:ColumnValue>
             </cmk:ColumnName>
             <cmk:ColumnName ColumnNumber="4">
               <cmk:ColumnValue>
                 <xsl:value-of select="ns1:UnitPrice"/>
               </cmk:ColumnValue>
             </cmk:ColumnName>
             <cmk:ColumnName ColumnNumber="5">
               <cmk:ColumnValue>
                 <xsl:value-of select="ns1:Amount"/>
               </cmk:ColumnValue>
             </cmk:ColumnName>
           </cmk:EmailBodyTableHeader>
         </xsl:for-each>
       </cmk:Body>
     </cmk:EmailContent>

<oa:PROCESS_PO_007>

結果として生成される電子メール本文の内容は次のとおりです: