ルールのクラスの設定

各文ルールには、実行時にルールを適用する時期と方法をOracle Configuratorに指示するように設定できるクラスがあります。

クラスは次を指定します:

値の制約

ルールの区分を「制約」に構成すると、ユーザーがオプションを手動で選択するか値を入力したときに、コンフィギュレータは実行時に制約を適用します。

ロジックを含めたり、値を比較したり、制約でオプションに互換性があることを確認できます。

制約では関係演算子を使用できます。次に、等価( =)演算子と大なり( > )演算子を使用する例を示します:

x = y + (q*z)
a > b

ノート

制約は常にtrueである必要があります。たとえば、ユーザーが制約に違反する選択を行うと、コンフィギュレータは、選択に必要な処理を実行できないことをユーザーに知らせるメッセージが表示されます。

コンフィギュレータが実行時に制約を実行するために使用する順序は指定できません。

ルールのクラスを「デフォルト」に設定すると、ルールではデフォルト値を使用して、ユーザーを解決策に導くことができます。

花束を販売し、顧客がMy Fall Bouquetの代わりにMy Summer Bouquetを購入し、Glass Vaseの代わりにCrystal Vaseを購入することを好むとします。これらのルールとこのシーケンスによって、次のことが可能になります:

ユーザーが「My Bouquet」を選択した場合、コンフィギュレータはデフォルトで「Summer Bouquet」と「Crystal Vase」を自動的に選択します。ユーザーが「秋の花束」を選択すると、コンフィギュレータは自動的に「クリスタル花瓶」を選択します。

複数の制約をデフォルトとして作成できます。モデルにWeightという名前の数値フィーチャが含まれており、その範囲が1,000 ~ 5,000であるとします。この項目の値が3,000以下である解決策を販売したいので、文ルールを作成し、そのルールをデフォルト・クラスに割り当てます:

Weight <= 3000

コンフィギュレータは、実行時に重み項目の範囲を縮小します:

Range: 1000 to 3000

ユーザーが何らかの選択を行い、結果としてこの範囲外になる場合、コンフィギュレータはデフォルトを上書きします。

ノート

コンフィギュレータは、構成の開始時およびユーザーが選択を行う前に、実行時にデフォルト・ルールを適用します。
コンフィギュレータは、ルールで指定した順序でデフォルト値を適用します。
ユーザーがオプションを手動で選択したり、値を入力すると、コンフィギュレータはデフォルト・ルールを適用できます。
デフォルトは制約ではありません。たとえば、デフォルトによってオプション機能にチェックマークが自動的に追加された場合、コンフィギュレータはユーザーがチェック・マークを削除することを妨げません。
デフォルト・ルールを割当関数として表現できます。
ユーザーの選択または制約によって競合が発生した場合、デフォルトは失敗する可能性があります。

ルールのクラスを「ディシジョンの検索」に構成すると、コンフィギュレータはルールを適用します:

検索ディシジョン・ルールは、割当て関数、論理式または数値比較として表現できます。