工程トランザクションのレポート方法
工程トランザクションのレポート機能を使用すると、保守作業オーダー工程レベルで進捗をレポートできます。 工程トランザクションは、作業オーダー工程で再順序付けできる工程を含む、原価計上ポイント工程で作業手配ステータスをある工程から別の工程に移動する実行トランザクションです。 工程トランザクションは、作業オーダーが1つの工程から別の工程へ進捗したときに作成されます。
工程トランザクションは、「保守作業手配リスト」ページでレポートできます。
工程トランザクションのタイプ
工程トランザクションには、完了トランザクションと戻し処理トランザクションの2つのタイプがあります。 完了トランザクションは、それぞれのアクティビティを完了させるために実行できます。 最後の工程の完了トランザクションは、「準備完了」作業手配ステータスから実行する必要があります。 エラーは、戻し処理トランザクションを実行することによって修正できます。 戻し処理トランザクションは、前に処理されたトランザクションのステータスを元に戻します。 戻し処理トランザクションは、完了作業手配ステータスから実行します。 完了トランザクションと戻し処理トランザクションは、個別のトランザクションとして記録されます。
工程トランザクションは原価計上ポイント工程でのみレポートする必要があります。 自動処理工程の工程は、次の原価計上ポイント工程の工程トランザクションがレポートされると自動的にレポートされます。 同様に、戻し処理トランザクションの場合は、前の原価計上ポイント工程でステータスが手動で戻し処理されると、自動処理工程でステータスが自動的に戻し処理されます。
工程トランザクションのレポートのモード
手動で工程トランザクションをレポートする際の2つのモードを以下に示します。
クイック完了:「クイック完了」モードを使用すると、2回クリックするだけで工程トランザクションを作成できます。 このモードを使用できるのは、メンテナンス作業オーダーにトランザクションに必要なすべてのデータがあり、トランザクションに追加入力が必要ない場合のみです。 クイック完了モードは、1つのトランザクション・サイクルで複数の工程トランザクションを作成するために使用できます。
チャージ・タイプが「自動」のジョブ・プロファイルまたは機材プロファイルを持つ少なくとも1つのリソースがある工程では、クイック完了処理は許可されません。 詳細は、「クイック完了を使用した工程トランザクションのレポート: 説明」を参照してください。-
詳細付きで完了: トランザクションがユーザーにトランザクション・データ(消費された資材、賦課されたリソースなど)のレビューおよび更新を要求する場合は、「詳細付きで完了」モードを使用できます。 また、トランザクションに追加詳細(コンポーネントのロットおよびシリアル情報、コンポーネントの供給保管場所など)を提供する場合も、このモードを使用できます。 このモードでは、複数のページを経由してナビゲートする必要がありますが、作業オーダーから導出されるトランザクション・データを柔軟に更新できます。 詳細は、「詳細付きで完了を使用した工程トランザクションのレポート: 説明」を参照してください。