受入明細検査
検査は、サプライヤまたは顧客からの商品を、最終搬送先への棚入の前に検収または拒否するプロセスです。
受入明細を検査する際には、次の側面が重要になります。
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検査品質
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検査数量
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分割明細の検査
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複数明細または単一明細の検査
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梱包ユニット
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検査の例
検査品質
品質コードは、特定の品質標準を示します。 品質コードの例には、優良状態や破損ありなどがあります。 品質コードは設定時に定義するもので、会社は検査用のコードをいくつでも定義できます。 各コードには、検査スケールを示す数値ランキングが対応している必要があります。 これらの検査コードは、オーダーした品目の受入および検査時に使用します。
検査数量
検査数量フィールドのデフォルトは、受入数量です。 すべての品目を検収または拒否する場合は、デフォルトの数量を受け入れます。 明細の一部を検収または拒否する場合は、数量を編集できます。
分割明細の検査
検査の前に、受入明細を分割できます。
受入明細を分割すると、次のことができます。
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検査後に、受入明細品目を2つの異なる梱包ユニットで保管できます。
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明細の一部を検収および拒否できます。
たとえば、品目の数量が10である場合、明細を分割してから、品目の数量5を検収し、品目の数量5を拒否できます。
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1つの受入に属する数量に対して別の品質コードを指定できます。
複数明細または単一明細の検査
1つの受入に対する複数の明細を一度に検収または拒否したり、明細を個別に検査するように選択できます。 一度に複数の明細を検査する場合は、「複数の受入明細の検査」ページを使用します。 1つのみの受入明細を検査する場合は、「1つの受入明細の検査」ページを使用します。
梱包ユニット
検査後に資材を梱包ユニット内に保管しておく場合は、転送梱包ユニット番号を入力できます。
受入後から検査前まで資材を梱包ユニットで保管する場合、その資材は「明細の検査」ページ(複数明細用)および「明細の検査」ページ(単一明細用)に、「ソース梱包ユニット」として表示されます。
Oracle Receivingでは、ソース梱包ユニットのデフォルト値が「転送梱包ユニット」フィールドに設定されます。 ただし、転送梱包ユニット番号がソース梱包ユニット番号と同じになる可能性があるのは、数量全体を検収または拒否する場合のみです。
検査の例
受入ドックで、検査を要する200個のガラス製アンプル型瓶のシップメントを受け入れるとします。 受入を記録して、品目を検査に送信します。 200個のガラス製アンプル型瓶の検査担当者として、195個を検収して5個を拒否するとします。 この場合、明細を2つの明細に分割して、拒否した5個のガラス製アンプル型瓶をサプライヤに返品し、195個のガラス製アンプル型瓶を依頼者に搬送します。