検査結果の記録
「在庫管理」で「受入」タスクを使用すると、受入時にサプライヤ品質を測定できます。 また、社内製造または契約製造の検査時に製造業者品質を測定することもできます。
このトピックの例では、サプライヤComputer Service and Rentalsの組織M1 Seattle Manufacturingにおける受入33492から、数量2の品目AS54888 (blue)について、受け入れて検査したことを記録します。
この項ではサンプル値を使用しています。 ユーザーは、ビジネス要件に応じて別の値を使用できます。
処理の要約
検査結果を記録するには、次のようにします。
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受入を作成します。
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検査結果を記録します。
受入の作成
受入を作成するには、次のようにします。
最初に、品目の物理的な受入を行います。 次に、会社の品質要件に従って、数量などの品目のコンテンツと品質を検査できます。 この例では、数量2の品目AS54888を受け入れたとします。
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ナビゲータで、「サプライ・チェーン実行」をクリックし、「在庫管理」をクリックします。
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タスク・ペインで、「受入」をクリックします。
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「組織の選択」ダイアログで、次の表に示すように値を設定し、「OK」をクリックします。
属性
値
組織
M1
「組織の選択」ダイアログが表示されない場合は、「概要」ページで「組織の変更」をクリックします。
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「概要」ページでは、使用可能な詳細に応じて、様々な方法を使用して受入を記録できます。
たとえば、購買オーダー番号がある場合は、「検索」をクリックし、「文書タイプ」を「購買オーダー」に設定した後、「文書番号」ウィンドウに購買オーダー番号を入力します。
この例では、「概要」ページの「供給元」タブに、次の表に示す行が表示されているとします。
供給元
予想出荷明細
Computer Service and Rentals
1
Computer Service and Rentalsの「予想出荷明細」列のリンクをクリックします。
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「予想出荷の受入」ページで、次の表の値を含む行をクリックした後、「受入」をクリックします。
組織
品目
明細ステータス
受入
数量
M1
AS54888
受入済
33492
2
-
「受入明細」ページで、「数量」フィールドに次の表に示す値を入力し、「受入の作成」をクリックします。
属性
値
数量
2
-
「受入の作成」ページで、会社が受入を検証するために使用するその他の詳細を追加し、「送信」をクリックします。
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「確認」ダイアログで、受入番号(34071など)と明細数(1など)を確認し、「OK」をクリックした後、「完了」をクリックします。
検査結果の記録
検査結果を記録するには、次のようにします。
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「概要」ページで、「タスク」をクリックした後、「受入の検査」をクリックします。
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「受入の検査」ページの「検索」領域で、「受入」フィールドに次の表に示す値を入力し、「検索」をクリックします。
属性
値
受入
33492
-
「検索結果」で、「受入」列に33492が含まれた行をクリックした後、「検査」をクリックします。
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「明細の検査」ページで、「受入」列に33492が含まれた行をクリックした後、「品質結果の入力」をクリックします。
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「検査」ページでは、次の表示を使用して、物理検査の実行時に検査した様々なサンプルの結果を指定できます。
次の図は、「検査」ページを示しています。
この表は、「検査」ページに表示される属性を示しています。
属性
値
検査プラン
収集する必要があるデータを定義します。
サンプル
検査対象であり品質の証拠として使用する、大規模なグループの代表的な部分。
たとえば、500ユニットの品目AS54888を受け入れたとします。 ほとんどの場合、特に、大きい数量が関係している場合は、すべてのユニットを徹底的に検査することは現実的ではありません。 かわりに、数量から1つ以上のサンプルを検査し、「検査」ページを使用して結果を記録できます。
品質エンジニアは、記録する必要があるサンプルの数および測定する必要がある特性が示されるように、検査プランを設定します。
検査レベル
検査する必要があるユニットのパーセントを示します。 たとえば:
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100%。 受け入れたユニット数の100%を物理的に検査し、各ユニットの検査結果を記録する必要があります。 たとえば、100ユニットを受け入れた場合は、100ユニットをそれぞれ物理的に検査し、100件の検査結果を記録する必要があります。
-
10%。 受け入れたユニット数の10%を物理的に検査する必要があります。 たとえば、100ユニットを受け入れた場合は、10ユニットを物理的に検査し、10件の検査結果を記録する必要があります。
特性
プロパティ、測定または品目の品質を測定するために使用するテスト。
ステータス
「ステータス」領域には、次の値が含まれます。
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サンプル。 記録する必要があるサンプルの合計数。
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待ち状態。 まだ記録していないサンプルの数。
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検収済。 「結果」が「仕様」と一致する記録したサンプルの数。
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拒否済。 「結果」が「仕様」と一致しない記録したサンプルの数。
順序
特性を検査するときに使用する順序を決定します。 たとえば、特性「色」の「順序」が10で、特性「サイズ」の「順序」が20の場合は、最初に色を記録してからサイズを記録する必要があります。
この例では、品質エンジニアがサプライヤComputer Service and Rentalsからの品目AS54888を設定し、100%検査を実行する必要があるが、Blueの仕様のみを測定するようにするとします。
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-
「サンプル」領域で、33492-1をクリックします。
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「検査結果」領域で、次の表に示すように、「結果」フィールドの値を設定します。
属性
値
結果
Blue
「待ち状態」の値が2から1に、「検収済」が0から1に変わることに注意してください。
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「サンプル」領域で、33492-2をクリックします。
「検査結果」領域で、次の表に示すように、「結果」フィールドの値を設定します。
属性
値
結果
Blue
「待ち状態」の値が1から0に、「検収済」が1から2に、および「処分」が「完了」に変わることに注意してください。
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「保存してクローズ」をクリックします。
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「明細の検査」ページで「送信」をクリックした後、「OK」をクリックします。
「明細の検査」ページから、明細の検査結果が「倉庫工程」に送信されます。
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「概要」ページで、「タスク」をクリックした後、「品質検査結果」をクリックします。
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「品質検査結果」ページでAS54888を検索し、結果を調べます。
結果には、品目AS54888が含まれる各検査が、サプライヤに従ってソートして表示されます。 「品質検査結果」を使用すると、品目やサプライヤ、検査済または未検査のその他の詳細の管理に役立ちます。
「明細の検査」ページの使用
品質エンジニアが検査プランを設定する方法に応じて、「明細の検査」ページには、品目に対して異なる値が表示される場合があることに注意してください。
この表は、設定に応じて検査プランがどのように表示されるか、および品質結果を入力するためにどのようなオプションがあるかを示しています。
検査プラン |
説明 |
---|---|
プランが使用可能であり、品質検査を実行する必要があります |
「品質結果の入力」をクリックする必要があります。 |
プランが使用可能であり、品質検査をスキップできます |
「品質検査のスキップ」には、チェック・マークが含まれます。 オプションとして、このチェック・マークを削除し、「品質結果の入力」をクリックできます。 |
プランは使用できません |
「明細の削除」をクリックする必要があります。 |