複数階層補充プランニング時の低レベル・コードの計算方法

複数階層の補充計画では、サプライ・チェーンの最下位階層と上位階層を識別するために、下位レベル・コードが使用されます。

ボトムアップ・パスでは、制約のない需要が最下部のエケロンから上部のエケロンに伝播されます。トップダウン・パスでは、制約された供給は、最上部のエケロンから下部のエケロンから最下部のエケロンに割り当てられます。低レベル・コードは、サプライ・チェーンのすべてのエケロンが正しく識別および処理されるように、あるロケーションのすべてのアイテムについて計算されます。補充プランでは、低レベル・コードの計算にソース・ルールが使用されます。

M0、M1、M2、M3、M4およびM5のロケーションにアイテムITM001が存在するサプライ・チェーンについて考えてみます:

アイテムとM3、M4およびM5のロケーションの組合せは、他のロケーションのソースではありません。
したがって、これらの品目とロケーションの組合せは、ゼロの下位レベル・コードを取得します。
アイテムとM2のロケーションの組合せは、M3、M4およびM5のロケーションにあるアイテムのソースです。
したがって、このアイテムとロケーションの組合せでは、下位レベルのコード1が取得されます。
アイテムとM1のロケーションの組合せは、M2のロケーションにあるアイテムのソースです。
したがって、このアイテムとロケーションの組合せでは、下位レベルのコード2が取得されます。
アイテムとM0のロケーションの組合せは、M1のロケーションにあるアイテムのソースです。
したがって、このアイテムとロケーションの組合せでは、下位レベルのコード3が取得されます。

次の図は、このサプライ・チェーンと、品目とロケーションの組合せに対して計算された下位レベル・コードを示しています:

ロー・レベル・コードに関する追加ポイント

ロー・レベル・コードに関する次の追加点に注意してください:

サプライ・チェーン内で最下位レベルのコードを持つ品目とロケーションの組合せが最初に処理されます。
ソース・ルールのソース事業所からの転送がない品目-事業所の組合せは、サプライ・チェーン内で最上位の下位レベル・コードを取得します。
他の品目-事業所の組合せのソースではない品目-事業所の組合せでは、下位レベル・コードが常にゼロである必要はありません。割り当てられた下位レベル・コードは、ソース品目とロケーションの組合せの下位レベル・コードに基づいて計算されます。
たとえば、L1のロケーションにあるアイテムがL2のロケーションにあるアイテムのソースであり、L2のアイテムが他のアイテムとロケーションの組合せのソースではなく、L1のアイテムがロー・レベル・コード2である場合、L2のアイテムはロー・レベル・コード1になります。
品目-事業所の組合せが、下位レベル・コードが異なる他の2つの品目-事業所の組合せのソースである場合、ソース品目-事業所の組合せは、次のように計算される下位レベル・コードを取得: 1 +宛先品目とロケーションの組合せの中で最上位のロー・レベル・コード。
たとえば、L1のロケーションにある項目が、下位レベル・コードが1のL2のロケーションにある項目のソースであり、下位レベル・コードが2のL3のロケーションにある項目である場合、L1の項目は下位レベル・コードが3になります。
下位レベル・コードは、品目とロケーションの組合せを処理するための順序を決定するために使用されます。このプロセスは内部プロセスであり、ソース・ルールが正しく設定されていることを確認するだけで済みます。