複数階層補充プランニングでのソーシング・ランクの使用方法
ソース・ルールで設定したソース・ランクは、制約なし計画オーダーおよび制約なし計画オーダー需要を作成するために、複数階層補充プランニングのボトムアップ・パスで使用されます。
複数階層の補充プランでは、最初に、ソーシング・ランクが1であるソース事業所で供給が使用可能かどうかがチェックされます。 そのロケーションで供給が使用できない場合、ソース・ランクが2の供給がソース事業所で使用可能かどうかなどがプランによってチェックされます。 既存の供給は、ソーシング・ランクの順序でソース・ロケーションで使用されます。 いずれかのソース事業所で既存の供給が十分でない場合、ソーシング・ランクが1であるソース事業所に需要が配置されます。
複数階層の補充プランニングでは、オーダー・モディファイアによるソーシング・ランクおよびソーシング配賦率がサポートされます。
M1およびM2という名前のソースのロケーションを持つS1という名前の組織を考えてみます。 M1のソーシング・ランクは1、M2のソーシング・ランクは2です。 100単位の制約なし計画オーダーは、S1に配置されます。
例1では、M1の見積使用可能残高が110単位で、M2の見積使用可能残高が200単位の場合、M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は100で、M2のメジャー値は0です。
例2では、M1の見積使用可能残高が70単位で、M2の見積使用可能残高が50単位の場合、M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は70で、M2のメジャー値は30です。 M2からの供給が制約なし計画オーダーの履行に使用される前に、M1から使用可能なすべての供給が使用されます。
例3では、M1の見積使用可能残高がゼロ単位で、M2の見積使用可能残高が40単位の場合、M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は60、M2のメジャー値は40です。 M2から使用可能なすべての供給が最初に使用され、制約なし計画オーダーを履行するために残りの需要がM1に配置されます。
次の表に、次の例を示します:
| 例 | ソースのロケーション | 搬送元ロケーションでの予定使用可能残高 | 制約なし計画オーダー需要 |
|---|---|---|---|
| 1 | M1 | 110 | 100 |
| 1 | M2 | 200 | 0 |
| 2 | M1 | 70 | 70 |
| 2 | M2 | 50 | 30 |
| 3 | M1 | 0 | 60 |
| 3 | M2 | 40 | 40 |