複数階層補充プランニングでのソーシング配賦率の使用方法

ソース・ルールで設定したソース配賦率は、制約なし計画オーダーおよび制約なし計画オーダー需要を作成するための複数階層補充プランニングのボトムアップ・パスで使用されます。

複数階層の補充プランニングでは、ソーシング配賦率およびオーダー・モディファイアを含むソーシング・ランクがサポートされています。

ソース事業所でのオーダー・モディファイアまたは制約のため、制約なし計画オーダーの作成時にソーシング配賦率が遵守されない場合があります。ただし、計画範囲内のソーシング配賦の累積パーセントを考慮しようと試みられます。

M1およびM2という名前のソースのロケーションを持つS1という名前の組織を考えてみます。 M1のソーシング割当て率は40%ですが、M2のソーシング割当て率は60%です。 M1とM2の両方のソーシング・ランクが1です。 100単位の制約なし計画オーダーは、1日目、5日目および9日にS1に配置されます。

1日目に、M1の予測使用可能残高が70単位で、M2も70単位の場合、割当ては指定された割合に従って行われます。 M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は40で、M2のメジャー値は60です。

5日目に、M1の予定使用可能残高が30単位で、M2が80単位の場合、M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は30で、M2のメジャー値は70です。

9日目、M1の予定使用可能残高が65単位で、M2が55単位の場合、M1の「制約なし計画オーダー需要」メジャーの値は50で、M2のメジャー値は50です。 3日間のM1の累積メジャー値が、計画オーダーの累積値(300単位)の40% (120単位)になるように、M1のメジャー値が引き上げられました。

次の表に、この例を示します:

曜日	ソースのロケーション	搬送元ロケーションでの予定使用可能残高	制約なし計画オーダー需要
1	M1	70	40
1	M2	70	60
5	M1	30	30
5	M2	80	70
9	M1	65	50
9	M2	55	50