Oracle Replenishment Planningのセグメンテーション
セグメンテーションは、ユーザー定義属性、静的属性または動的属性に基づいて品目とロケーションの組合せをセグメントにグループ化するプロセスです。 セグメンテーションを使用すると、いくつかのセグメントにグループ化することで、多くの品目とロケーションの組合せに対する補充要件をより適切に管理できます。
補充計画と予測を実行し、セグメント・グループ別にポリシー割当セットを適用します。 また、セグメント別の表およびグラフのデータも表示します。
セグメントをフィルタとして使用して、分析セット内のデータをフィルタすることもできます。 その後、関連する分析セットを選択して、特定のセグメントに予測プロファイルを適用することができます。
たとえば、次に基づくセグメント・グループを定義し、セグメンテーションを実行できます。
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断続性とボラティリティ
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需要量と原価
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製品および組織ディメンションの品目属性
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ユーザー定義属性と組織、リージョンおよびゾーン
Oracle Fusion Cloud Product Lifecycle Managementから、品目とロケーションの組合せおよび関連する属性を収集します。 補充プランニングを行う必要がある品目のセグメンテーションを制限するには、最初にOracle Product Lifecycle Managementで品目のMPSおよびMRPプランニング方法の属性を補充プランニングに設定します。 次に、セグメント・グループのセグメントの基準を設定するときに、製品ディメンションのプランニング・メソッド属性を補充プランニングに設定します。 セグメント化後は、補充計画品目のみがセグメント・グループのセグメントにグループ化されます。 セグメンテーションの範囲を制限しない場合は、Oracle Product Lifecycle Managementから収集されたすべての品目とロケーションの組合せに対して実行されますが、補充プランでは、Oracle Product Lifecycle ManagementでMPSおよびMRP計画メソッド属性が設定されている品目とロケーションの組合せのみが処理されます。
セグメンテーションの実行方法
セグメンテーション・プロセスで実行する操作は、次のとおりです。
- セグメント・グループとそのセグメントを設定します。 セグメント・グループにはセグメントにも該当する特定の粒度があります。 セグメントに割り当てられる品目とロケーションの組合せに基づいて、セグメントごとにディメンション・ベースまたはメジャー・ベースの基準を指定します。
- セグメント・グループおよび基準の管理ページ( )から、セグメント・グループのセグメンテーション・ジョブを実行します。品目とロケーションの組合せは、セグメントにグループ化されます。
- セグメンテーションの結果を表示し、必要に応じて、ビジネス要件をより適切に満たすように、品目とロケーションの組合せのセグメントへの割当を上書きします。
このフロー・チャートは、セグメンテーション・プロセスを要約したものです。
セグメントが表およびグラフのメンバーとして使用される場合、セグメント・グループ内のセグメントに関連付けられていない品目とロケーションの組合せでは、セグメント情報は「使用不可」と表示されます。
セグメント化後の処理
セグメンテーション・プロセスの後に行う操作は、次のとおりです。
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ポリシー割当てセットを作成し、セグメント・グループをポリシー割当てセットにアタッチします。
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セグメント・グループを補充プランに添付します。
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補充プランを実行して、各セグメントの品目とロケーションの組合せに対する一意の補充要件を計算します。