実装プロジェクトを使用した設定データのエクスポートおよびインポート
実装プロジェクトを使用して設定データを入力した場合は、実装プロジェクトを使用して設定データをエクスポートおよびインポートできます。
この代替の方法では、実装プロジェクト内のタスクとその順序によりエクスポートおよびインポートする設定ビジネス・オブジェクトのリストが決定され、その順序も指定されます。
実装プロジェクトを選択し、構成パッケージを作成して、エクスポートおよびインポートするビジネス・オブジェクトの順序付きリストを生成します。
一度に1つのオファリングをエクスポートする
構成パッケージの作成に使用する実装プロジェクトには、複数のオファリングを含めないようにします。 インポート・プロセスが失敗する可能性があるためです。
実装プロジェクトに複数のオファリングを含めて設定データを入力した場合、そのプロジェクトを使用して設定データのエクスポートおよびインポートに使用する構成パッケージを作成しないでください。 そうではなく、オファリングを1つのみ含めた新しい実装プロジェクトを作成し、それぞれのプロジェクトから構成パッケージを作成します。
部分的なデータ移行
オファリングおよび機能領域を選択して実装プロジェクトを作成することがベスト・プラクティスとされていますが、特定のタスクおよびタスク・リストを選択して実装プロジェクトを作成することもあります。 このような実装プロジェクトが作成されるのは主に、オファリングのターゲット環境への最初の移行が完了した後に、一部の少量の設定データを更新したり保守したりする場合です。
このような実装プロジェクトを使用して、設定データのエクスポートおよびインポートに使用する構成パッケージを作成する場合は、プロセスを成功させるため次の要件を十分に考慮してください。
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構成パッケージ内の設定データが他の設定データに依存している場合、それらの前提条件データがターゲット環境にあることを確認したうえで、その構成パッケージを使用したインポート・プロセスを開始してください。 または、実装プロジェクトに前提条件タスクを含めて構成パッケージを作成します。
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実装プロジェクト内のタスク・リストおよびタスクの順序、つまりビジネス・オブジェクトの順序は、設定データの依存関係要件に従っている必要があります。 実装プロジェクト内のタスク・リストおよびタスクの順序が正しくない場合、インポート・プロセスが失敗する可能性があります。
インポート前の設定データの比較
実装プロジェクトを使用して設定データを移行する場合、インポート・プロセスに比較レポートが含まれません。 それでも、インポート・プロセスの開始前に、エクスポートした構成パッケージ内の設定データとターゲット環境の既存のデータを比較することがベスト・プラクティスであることに変わりありません。