グローバル給与インタフェースの動的ファイル名の構成

グローバル給与インタフェースは出力ファイル名を動的に生成します。

FastFormula

FastFormulaは、様々なファイル名コンポーネントを正しい順序で結合し、最終的なファイル名を返します。

次の表は、抽出ルール・タイプのFastFormulaの作成方法を示しています。

ノート: FastFormulaの作成時にLDGを指定しないでください。これは、このFormulaをLDG間で使用できるようにするためです。

Formulaパラメータ

Formula名

GPI_OUT_FILENAME_FORMULA

摘要

様々なファイル名コンポーネントを統合し、最終出力ファイル名を動的に返すためのFormula。

Formulaテキスト

------Formula starts-------------------------------------------------------------------------------------------- 
DEFAULT FOR RULE_VALUE IS ' '
l_instance_name=GET_PARAMETER_VALUE('INSTANCE_NAME')
l_date=GET_VALUE_SET('System_Time_Stamp')
l_leg_id = GET_PARAMETER_VALUE_NUMBER('LEGISLATIVE_DATA_GROUP_ID')
l_leg_id_param = to_char(l_leg_id)
l_final_value='ORC_'+l_instance_name+'_'+l_date+'_'+l_leg_id_param+'GPI'+'_'+'HRMD'+'01'+'_'+'D'+'UT8'+'G2I'+'.XML'+'.pgp'
RULE_VALUE = l_final_value
RETURN RULE_VALUE
-------Formula ends------------------------------------------------------------------------------------------ 
 

Formulaが変数RULE_VALUEを介して値を返すことを確認します。

このFormulaを保存してコンパイルします。

抽出構造の更新

生成されたファイル名を抽出の属性の1つに保存します。アプリケーションは、提供オプションの属性を使用して、動的ファイル名でファイルを生成します。

  1. 「ホーム」ページで、「自分のクライアント・グループ」タブの「抽出定義」クイック処理をクリックします。

  2. 「名前」「グローバル給与インタフェース」と指定して抽出定義を検索します。

  3. 抽出にレコードを作成します。

  4. タイプ「ルール」の属性をこのレコードに追加し、前に作成したルールFormulaを関連付けます。

    ノート: 最善のアプローチは、「給与グループ・データ」などの「ルート・ブロック」の下にレコードを作成することです。
  5. 「タイプ」「ルール」を、「ルール」GPI_OUT_FILENAME_FORMULAを指定します。

  6. 作成している提供オプションの「実行時ファイル名」として、ステップ4で作成した属性を選択します。

  7. 変更を送信し、検証が成功していることを確認します。

FTPサーバーの構成

BI Publisherを介してファイルを転記するようにFTPサーバーを構成します。

セキュアFTPサーバーを自動ファイル提供用に構成するには、BI Publisher用のSFTPサーバーの設定方法(文書ID 1526505.1)の手順に従います。

提供オプションの追加

構成済ファイル名でファイルを生成するための新しい提供オプションを追加します。

新しい提供オプションを追加するには、次のステップを実行します。

  1. 「抽出提供オプション」をクリックし、新しい抽出提供オプションを追加します。

  2. 次の詳細を入力します:

    • 提供オプション名: 任意の名前

    • 出力タイプ: XML

    • レポート: /Human Capital Management/Payroll Interface/Global Payroll Interface.xdo

    • テンプレート名: グローバル給与インタフェース・テンプレート

    • 出力名: %de

    • 提供オプション: FTP

  3. 「追加詳細」セクションに、次の詳細を入力します

    実行時ファイル名: 抽出構造の更新の項で作成した属性を検索して選択します。

  4. 「提供タイプ」がFTPの場合は、FTPサーバーの構成の項の説明に従って、FTPサーバーがすでに構成されていることを確認してください。次のステップの説明に従って、「追加詳細」セクションにサーバーの詳細を追加します:
    • セキュアFTP: True

    • リモート・ディレクトリ: SFTPの宛先フォルダ名

    • サーバー名: BIPに入力したSFTPサーバー名

    • 実行時ファイル名: 抽出構造の更新の項で作成した属性を検索して選択します。

    • 「保存して閉じる」をクリックします