グローバル休暇欠勤上限按分

グローバル休暇欠勤上限按分FastFormulaは、按分係数(または乗算係数)を最大上限に適用する必要がある場合に使用できます。

組織には、FTEやその職務に基づいて上限を按分するように求めるルールを設定できます。このような場合、上限値ルールが定義されると、上限按分ルールを構成して、按分係数を返すことができます。この係数を上限値に掛けてから、従業員の登録データに対して最終的な値を返します。

HCM Cloudの構成ポイント

このFormulaを作成した場合は、このFormulaを休暇欠勤プラン定義に関連付けることができます。

ナビゲーション

  1. 「休暇欠勤管理」作業領域で、「休暇欠勤プラン」をクリックして「休暇欠勤プラン」ページを開きます。
  2. 「検索結果」セクションのツールバーで、「作成」をクリックして「休暇欠勤プランの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。
  3. 「プラン・タイプ」フィールドで、「有給休暇」を選択します。
  4. 「続行」をクリックします。
  5. 「休暇欠勤プランの編集」ページの「有給休暇」タブの「プラン制限」セクションで、「上限値ルール」フィールドに「なし」以外の値を選択します。
  6. 必要に応じて上限値ルールを定義した後、「上限値按分ルール」フィールドで「Formula」を選択します。
  7. 「上限値按分Formula」フィールドから、定義済のFormulaを選択します。

コンテキスト

このFormulaタイプでは、次のコンテキストを使用できます。

コンテキスト名 データ型
ABSENCE_ENTRY_ID 数値
ABSENCE_TYPE_ID 数値
ACCRUAL_PLAN_ID 数値
DATE_EARNED 日付
EFFECTIVE_DATE 日付
END_DATE 日付
ENTERPRISE_ID 数値
HR_ASSIGNMENT_ID 数値
HR_RELATIONSHIP_ID 数値
HR_TERM_ID 数値
JOB_ID 数値
LEGAL_EMPLOYER_ID 数値
LEGISLATIVE_DATA_GROUP_ID 数値
ORGANIZATION_ID 数値
PAYROLL_ASSIGNMENT_ID 数値
PAYROLL_ID 数値
PAYROLL_RELATIONSHIP_ID 数値
PAYROLL_TERM_ID 数値
PERSON_ID 数値
START_DATE 日付

入力値

変数名 データ型 摘要
IV_ACCRUAL 数値 有給休暇マトリックスから受け取った有給休暇値
IV_CARRYOVER 数値 有給休暇マトリックスから受け取った繰越限度
IV_CEILING 数値 有給休暇マトリックスから受け取った上限
IV_ACCRUALPERIODSTARTDATE 日付 有給休暇期間の開始日
IV_ACCRUALPERIODENDDATE 日付 有給休暇期間の終了日
IV_CALEDARSTARTDATE 日付 有給休暇カレンダ年の開始日
IV_CALEDARENDDATE 日付 有給休暇カレンダ年の終了日
IV_PLANENROLLMENTSTARTDATE 日付 登録の開始日
IV_PLANENROLLMENTENDDATE 日付 登録の終了日
IV_ACCRUAL_CEILING 数値 有給休暇マトリックスからの年間有給休暇限度

戻り変数

変数名 データ型 摘要
prorationFactor 数値 上限に対する乗算係数

サンプルFormula

要件: 組織には、就業者に最大35日までの累積を許可する上限値ルールがあります。この上限は、アサイメント・レコードに対してジョブ「Wealth Management」または「Trade Associate」が割り当てられている就業者の常勤換算によって按分される必要があります。

解決策: 次のようなグローバル休暇欠勤上限按分Formulaを使用できます。

Formula名: ANC_CEILPRORAT

Formulaタイプ: グローバル休暇欠勤上限按分

説明: このFormulaは、休暇欠勤プランの上限に対する按分係数を返します

DEFAULT FOR PER_ASG_FTE_VALUE IS 1
DEFAULT FOR PER_ASG_JOB_NAME IS ' '

prorationFactor = 1

IF (PER_ASG_JOB_NAME = 'Wealth Management Consultant' OR PER_ASG_JOB_NAME = 'Trade Associate')
THEN
 (prorationFactor = ROUND(PER_ASG_FTE_VALUE,2))

RETURN prorationFactor