グローバル休暇欠勤ターゲット・プラン
自動登録転送機能の場合、転送ソース・プランとターゲット・プラン全体で同じカテゴリを設定する必要があります。ただし、同じカテゴリを使用する複数のプランがあり、従業員が複数のプランに適格である可能性があります。この場合、グローバル休暇欠勤ターゲット・プランFastFormulaを定義して、正確なターゲット・プラン名を識別する必要があります。
プランA、プランBおよびプランCの3つのプランがあります。これらの3つのプランは同じプラン・カテゴリ(カテゴリ1)に属しています。現在、従業員はプランAの資格を失う予定で、一方、従業員はプランBとプランCに登録されます。転送ルールが定義されている場合、転送先(プランBまたはプランC)がわからないため、この特定の休暇欠勤ターゲット・プランFastFormulaがないバランスは転送されません。
HCM Cloudの構成ポイント
このFormulaを作成した場合は、このFormulaを休暇欠勤プラン定義に関連付けることができます。
ナビゲーション
- 「休暇欠勤管理」作業領域で、「休暇欠勤プラン」をクリックして「休暇欠勤プラン」ページを開きます。
- 「検索結果」セクションのツールバーで、「作成」をクリックして「休暇欠勤プランの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。
- 「プラン・タイプ」フィールドで、「有給休暇」を選択します。
- 「続行」をクリックします。
- 「休暇欠勤プランの編集」ページの「加入」タブの「転送ルール」セクションで、「プラス・バランスの移動」ボックスを選択し、「限度ルール」フィールドで値を選択します。これは必須フィールドです。
- 「ターゲット・プランFormula」フィールドから、定義済のFormulaを選択します。
コンテキスト
このFormulaタイプでは、次のコンテキストを使用できます。
| コンテキスト名 | データ型 |
|---|---|
| ABSENCE_ENTRY_ID | 数値 |
| ABSENCE_TYPE_ID | 数値 |
| ACCRUAL_PLAN_ID | 数値 |
| DATE_EARNED | 日付 |
| EFFECTIVE_DATE | 日付 |
| END_DATE | 日付 |
| ENTERPRISE_ID | 数値 |
| HR_ASSIGNMENT_ID | 数値 |
| HR_RELATIONSHIP_ID | 数値 |
| HR_TERM_ID | 数値 |
| JOB_ID | 数値 |
| LEGAL_EMPLOYER_ID | 数値 |
| LEGISLATIVE_DATA_GROUP_ID | 数値 |
| ORGANIZATION_ID | 数値 |
| PAYROLL_ASSIGNMENT_ID | 数値 |
| PAYROLL_ID | 数値 |
| PAYROLL_RELATIONSHIP_ID | 数値 |
| PAYROLL_TERM_ID | 数値 |
| PERSON_ID | 数値 |
| START_DATE | 日付 |
入力値
| 変数名 | データ型 | 摘要 |
|---|---|---|
| IV_ACCRUAL | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った有給休暇値 |
| IV_CARRYOVER | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った繰越限度 |
| IV_CEILING | 数値 | 有給休暇マトリックスから受け取った上限 |
| IV_ACCRUAL_CEILING | 数値 | 有給休暇マトリックスからの年間有給休暇限度 |
| IV_ACCRUALPERIODSTARTDATE | 日付 | 有給休暇期間の開始日 |
| IV_ACCRUALPERIODENDDATE | 日付 | 有給休暇期間の終了日 |
| IV_CALEDARSTARTDATE | 日付 | 有給休暇カレンダ年の開始日 |
| IV_CALEDARENDDATE | 日付 | 有給休暇カレンダ年の終了日 |
| IV_PLANENROLLMENTSTARTDATE | 日付 | 登録の開始日 |
| IV_PLANENROLLMENTENDDATE | 日付 | 登録の終了日 |
戻り変数
| 変数名 | データ型 | 摘要 |
|---|---|---|
| TARGET_PLAN_NAME | テキスト | プラン適格の喪失が発生したときに就業者が転送できるターゲット・プラン名 |
サンプルFormula
要件: 組織には登録転送ルールがあり、同じプラン・カテゴリを使用する複数のプランがあります。従業員がPlan_Aの適格を失う場合、同じプラン・カテゴリを共有するPlan_BおよびPlan_Cに登録されます。ここで、異なるビジネス・ユニットに基づいて異なるターゲット・プランを選択します。
解決策: 次のようなグローバル休暇欠勤ターゲット・プランFormulaを使用できます。
Formula名: ANC_ENRT_TARGET_FF
Formulaタイプ: グローバル休暇欠勤ロールオーバー
説明: このFormulaは、休暇プランのロールオーバー限度を計算して返します
DEFAULT FOR PER_ASG_BUSINESS_UNIT_NAME IS ' '
TARGET_PLAN_NAME=’Plan_B’
IF (PER_ASG_BUSINESS_UNIT_NAME = 'OBU1')
THEN
TARGET_PLAN_NAME=’Plan_C’
RETURN TARGET_PLAN_NAME