HCM抽出の使用: 考慮する点

WFM時間リポジトリからタイム・カード・データを抽出して、サードパーティのスケジューリングおよび給与アプリケーションにロードできます。抽出できるデータの一部を次に示します:

  • スケジュールおよび個人情報
  • 日付
  • 時間リポジトリに存在するアサイメント・エントリ
  • プライマリ・アサイメントIDやプロジェクト・ユニットなど、非表示の導出値
  • カスタム時間属性

たとえば、承認済の時間データや未承認であっても適切に準備されている時間入力をサードパーティの給与アプリケーションに転送できます。実行できる処理は次のとおりです。

  1. 「タイム・カード転送準備完了抽出」または「時間入力転送準備完了抽出」の抽出を使用して、給与処理に適切なデータを抽出します。または、提供されているHWM_EXTユーザー・エンティティおよびデータベース・アイテムを使用して独自の抽出を作成できます。いずれの場合も、「自分のクライアント・グループ」「データ交換」「抽出定義の管理」タスクおよび「HRアーカイブ」抽出タイプを使用します。
  2. 抽出したデータをサードパーティ給与アプリケーションにロードします。
  3. REST時間レコード・リソースの時間ステータスの子を使用して、外部給与アプリケーションから転送ステータスを取得します。
  4. 「抽出されたタイム・カードを「転送準備完了」から「転送済」に更新」プロセスを実行することで、抽出済タイム・カードの時間リポジトリ・ステータスを更新します。statusChangeRequests RESTサービスが更新ファイルを取得すると、ステータスが「転送準備完了」から「転送済」に変わります。
この図は、WFM時間リポジトリからサードパーティ給与アプリケーションへの統合フローおよびその逆を表します。

提供済の抽出

時間リポジトリ・データを抽出するには、次の提供済の抽出を使用できます。

  • 公開済スケジュール抽出
  • 消込の時間および給与情報
  • タイム・カード転送準備完了抽出
  • 時間入力転送準備完了抽出

必要なものに最も近い既存の抽出をコピーし、必要に応じてそのコピーを調整することもできます。または、提供されているHWM_EXTユーザー・エンティティおよびデータベース・アイテムを使用して独自の抽出を作成できます。