フランス用監査レポートフランス用監査レポート

このトピックでは、フランス用監査レポートについて詳しく説明します。

概要

フランス用監査レポート・プロセスを使用して、電子監査ファイルを作成します。電子監査ファイル(データ・ファイル)を税務当局に転送できます。この電子監査ファイルは、仕訳とともに、フランスの一般会計原則(GAAP)に準拠している必要があります。

このレポートには、清算勘定消込情報も含まれます。列14のEcritureLetと15のDateLetでは、消込済の清算勘定仕訳明細ごとの、消込グループと消込日をそれぞれ表示できます。未消込明細、または使用されていない消込機能の場合、これらの列にこの情報は表示されません。

2014年1月1日から、税務当局によって監査されるフランスのすべての課税会社は、規定の書式で監査文書を作成する必要があります。監査者はこのドキュメントを使用して、監査ファイルとレポートされた会計との一貫性を確認します。

重要な知見

レポートを実行する前に、次のことを行ってください。

  • 次のエンティティを設定します。

    • データ・セキュリティ

    • 企業体系

    • 文書連番(該当する場合)

  • 組織の実装プロジェクトを完了させます

  • すべての補助元帳トランザクションを入力、処理および計上して、総勘定元帳に転送します

ノート: レポート期間に対しては、すべての手動仕訳が処理される必要があります。補助元帳トランザクションまたは仕訳に特定の属性を入力してレポートする必要はありません。

レポートのパラメータ

この表には、選定されたレポート・パラメータが説明されています。

名前

説明

仕訳ソース

ソースを選択するか、すべてのソースについてレポートする場合は空白のままにします。

元帳

元帳名を入力します。使用可能な値は、ユーザーに割り当てられているデータ・アクセス・セットによって異なります。

法的エンティティ

元帳に関連付けられた法的エンティティに基づく値から選択します。法的エンティティに関係なく、元帳全体をレポートするには、フィールドを空白のままにします。

調整期間の表示

調整期間別にレポートを作成するかどうかを指定します。

「会計期間: 自」および「会計期間: 至」

調整期間を表示するレポート期間を選択します。

勘定科目フィルタ

オプションで、データ・ファイルに含める勘定科目を制限します。

文書連番名

電子ファイルに含めるトランザクションを指定する連番名を入力します。

転記ステータス

表示する転記ステータスを選択します。

  • 転記済仕訳のみ

  • 転送されるが、まだ転記されていない仕訳

FAQ

この表は、フランス用監査レポートのよくある質問をリストしたものです。

FAQ

回答

このレポートを見つけるにはどうすればよいですか。

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ワークエリアでこのレポートをスケジュールおよび実行します。

このレポートは誰が使用しますか。

一般会計ユーザー。

このレポートはいつ使用しますか。

このレポートは、レポート期間の終わりに、税務当局に提出するファイルを準備するために使用します。ファイルは四半期ごとに作成することも、複数の課税年度に対して作成することもできます。

これはどのようなタイプのレポートですか。

Oracle Analytics Publisher。

このレポートを実行するにはどのロールが必要ですか。

ORA_JE_EMEA_FINANCIAL_REPORTING_DUTY
ノート: JE_PREPARE_FINANCIAL_REPORTS_FOR_FRANCE_PRIVおよびJE_PREPARE_FINANCIAL_REPORTS_FOR_FRANCE_PRIV_OBI権限がORA_JE_EMEA_FINANCIAL_REPORTING_DUTYロールに追加されていることを確認してください。

フランスの監査レポートの出力を保存するにはどうすればよいですか。

「保存」を選択して、フランスの監査レポートの出力ファイルをテキスト、データまたはCSV形式で保存します。

フランスの監査レポートをレビューするにはどうすればよいですか。

Excelシートで監査レポートをレビューできます。