配賦ルールの設計
配賦ルールは計算マネージャのオブジェクトであり、計算で構成されています。計算はコンポーネントにグループ化されます。ルールには、1つ以上のコンポーネントを含めることができます。
Essbaseアプリケーションの配賦ルールを作成します。ルールは、フロー・チャート内でグラフィカルに表され、このフロー・チャートにコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップしてルールを設計します。
シナリオ
配賦ルールを設計するには:
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「仕訳」作業領域に移動し、「タスク」ペインから「配賦ルールの作成」タスクをクリックします。
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「ナビゲート」→「管理」→「Calculation Manager」をクリックします。
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システム・ビューで、次のいずれかのタスクを実行します。
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「ファイル」→「新規」→「ルール」をクリックします。「Essbase」アプリケーション・タイプ、「アプリケーション」を展開し、「計算タイプ」、「プラン・タイプ」または「データベース」を展開します。
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「ルール」を右クリックして、「新規」を選択します。
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「新規ルール」で、ルールの名前と「アプリケーション・タイプ」としてEssbaseを入力し、アプリケーション名を入力します。アプリケーション名は、有効なEssbaseアプリケーションである必要があります。
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データベースを選択します。
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「OK」をクリックします。
ノート: 「ルール」を右クリックし、「新規」を選択して新規配賦ルールを作成する場合、「新規ルール」ダイアログには、システム・ビュー内で作業している「アプリケーション・タイプ」、「アプリケーション」、「計算」、「プラン・タイプ」または「データベース」が移入されます。 -
配賦ルールを設計するには、ルール・パレットから新規および既存のオブジェクトをドラッグして、ルール・デザイナ内のフロー・チャートにドロップします。
ノート: ルールとは関係なく算式やスクリプトなどのオブジェクトを作成して、後でルールに追加することもできます。 -
「新規オブジェクト」から、次のコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップして、ルールのフロー・チャートに新しいコンポーネントを挿入します。
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視点:
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配賦:
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算式:
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「プロパティ」で、ルールのプロパティを入力します。
ノート: ルールにコンポーネントを追加したり、フロー・チャート内でルールのコンポーネントを移動すると、それに応じてタブの数とコンテンツが変わります。ルールのコンポーネントについてプロパティおよびその他の情報を入力するには、フロー・チャートでコンポーネントを選択します。オプションで、次のことが可能です。-
50文字までの新しい名前を入力して、名前を編集します。「新規ルール」ダイアログから、名前をデフォルト設定します。
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ルールについて255文字までの説明を入力します。
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ルールのキャプションを入力します。キャプションは、フロー・チャートに表示されます。
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ルールのコメントを入力します。たとえば、ユーザーにルールの使用方法を指示することが必要な場合があります。
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Essbaseの場合: 「グローバル範囲」で、各ディメンションのメンバー、変数、関数などの値を選択して、ルール内のすべてのコンポーネントに共通のディメンションを指定します。ディメンションについて選択した値は、ルールの起動時に計算される値です。
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「値の選択」列で該当する行をクリックして、ディメンションの値を選択します。
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「アクション」アイコンが表示されたら、アイコンをクリックして次のいずれかを選択します。
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変数
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メンバー
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関数
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Essbaseの場合: 「変数」で「変数のマージ」を選択して、配賦ルールで使用される同じ変数のすべてのインスタンスをマージします。これにより、ルールの起動時に各変数の最初のインスタンスのみが表示されます。このチェック・ボックスを選択しない場合は、各変数のすべてのインスタンスが表示されます。
ノート: 「変数のマージ」を選択した場合は、ユーザーが実行時プロンプトに入力した最初の値が、検証および起動時にその実行時プロンプトのすべての後続オカレンスで使用されます。 -
「使用状況」タブで、ルールを使用する配賦ルールおよびルール・セットを表示します(ある場合)。このタブに関する情報はいずれも編集できません。配賦ルールおよびその配賦ルールを使用するルール・セットについて、次の情報が表示されます。
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名前
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アプリケーション名
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デプロイメント・ステータス
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検証ステータス
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摘要
ノート: デフォルトでは、配賦ルールは作成時に他の配賦ルールまたはルール・セットで使用されません。 -
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配賦ルールに追加する各コンポーネントについて、これらのステップを繰り返します。
ノート: 配賦ルールにコンポーネントを追加する際、コンポーネント・アイコンのサイズやフロー・チャートに表示される詳細の量を増減できます。ズーム・バーを使用して、フロー・チャート内でズーム・インおよびズーム・アウトを実行できます。コンポーネントを選択して、「プロパティ」タブでそのプロパティを表示したり、コンポーネントを編集できます。 -
「ファイル」→「保存」を選択します。
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ルールを設計して保存した後、次のいずれかのタスクを実行できます。
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印刷します。
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検証します。
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デプロイします。
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「仕訳」作業領域に移動して、「タスク」ペインから「一般会計配賦の生成」をクリックし、Oracle General Ledger内から生成します。
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