有効日指定の配賦ルールおよびルール・セット
配賦ルールおよびルール・セットの日付有効性機能を使用すると、配賦ルールまたは配賦ルール・セットの開始日と終了日に基づいて配賦を生成できます。
この機能を使用すると、定型仕訳が誤った日付に作成されるのを防ぐことができます。「配賦の生成」および「会社間配賦の生成」プロセスによって、入力した開始日と終了日が会計期間に応じて強制されます。この機能をオプト・インしなかった場合、入力した開始日と終了日は生成プロセスで無視されます。
日付の入力場所
計算マネージャを使用して、配賦ルールおよびルール・セットを設定します。日付フィールドはルール・デザイナおよびルール・セット・デザイナのプロパティ・タブにあります。
これは、ルール・デザイナのプロパティ・タブのスクリーンショットです。

これは、ルール・セット・デザイナのプロパティ・タブのスクリーンショットです。

どのように日付が使用されるか
結果の仕訳の会計日が配賦ルール(またはルール・セット)の開始日と終了日の間に収まる場合のみ、定型仕訳が生成されます。
たとえば、開始日が2019年3月31日、終了日が2019年5月31日の配賦ルールがあるとします。2019年6月6日に配賦プロセスを発行します。会計期間に応じて次の動作が発生します。
会計期間 |
定型仕訳は生成されますか? |
---|---|
May-19 |
はい。仕訳の会計日は会計期間の最終日で、これは2019年5月31日です。この日付はルールの開始日と終了日の範囲内にあります。 |
Jun-19 |
いいえ。仕訳の会計日は会計期間の最終日で、これは2019年6月30日です。この日付はルールの終了日(2019年5月31日)の範囲外です。 |
開始日および終了日がルール・セットにどのように作用するか
ルール・セットに開始日と終了日がない場合は、次の処理が実行されます。
配賦の生成プロセスでは、各ルールの仕訳の会計日がルールの開始日および終了日に照らしてチェックされます。いずれかのルールで会計日が開始日および終了日の範囲外になった場合、定型仕訳は生成されません。ルール・セット内のすべてのルールについてすべての仕訳が生成されるか、またはまったく生成されないかのいずれかになります。
ルール・セットに開始日と終了日がある場合、ルール・セットの日付に照らしてチェックが実行されます。配賦の生成プロセスでは、各ルールの仕訳の会計日がルール・セットの開始日および終了日に照らしてチェックされます。いずれかのルールで会計日がルール・セットの開始日および終了日の範囲外になった場合、定型仕訳は生成されません。ルール・セット内のすべてのルールについてすべての仕訳が生成されるか、またはまったく生成されないかのいずれかになります。