仕訳転記の概要
仕訳転記は、エンティティのビジネス・トランザクションを反映するために総勘定元帳勘定科目の残高を更新し、財務レポートのデータを提供するプロセスです。
仕訳転記については、次の2つの点を検討する必要があります。
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機能
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タイミング
機能
転記は、仕訳ページから仕訳を選択し、「転記」ボタンをクリックすると実行されます。転記プロセスを自動化するには、バッチを定期的に選択して転記するように自動転記プロセスをスケジュールします。Oracle ADF Desktop Integrationの仕訳作成スプレッドシートから転記を開始できます。「インポートおよび転記」オプションを使用して転記を開始し、スプレッドシートにデータをインポートしてから、転記プロセスを実行することもできます。仕訳バッチを転記した後は、その内容(追加の摘要情報を含む)を変更できません。転記済仕訳は削除できませんが、コピーしたり逆仕訳することはできます。転記済仕訳の逆仕訳を行うには、転記済仕訳の逆仕訳フィールドを変更するか、自動逆仕訳機能を使用します。仕訳は1回のみ逆仕訳可能です。
タイミング
仕訳明細を現在または前の会計期間に転記したり、前のオープン会計年度に転記できます。前期間に転記すると、その期間がクローズされている場合でも、General Ledgerによって、すべての後続期間の期首残高が自動的に更新されます。仕訳を前年度に転記すると、損益勘定に影響する留保利益残高が調整されます。会計期間に対する活動を完了した後は、その期間をクローズして、別の仕訳の入力や転記を防ぎます。
ノート: オープンしている前期間に仕訳を作成すると警告が表示されるように、元帳オプション「前期間の仕訳時に通知」を使用可能にします。