Oracle Essbase残高キューブの概要

Oracle EssbaseはOracle General Ledgerに組み込まれており、多次元の残高キューブを提供します。トランザクションまたは仕訳が一般会計に転記されるたびに、残高キューブが同時に更新されます。

次の表は、Essbaseディメンションとその説明およびディメンション・メンバーの例を示しています。

ディメンション

摘要

会計期間

元帳または元帳セットのカレンダに基づきます。年、四半期または期間をレポートします。

  • 2012

  • QTR-1

  • JAN-12

元帳または元帳セット

レポート用の元帳を選択するために使用されます。複数の元帳が共通の勘定体系を共有している場合、それらは同じキューブに含まれることがあります。

  • InFusion North America元帳セット

  • InFusion USプライマリ元帳

勘定体系セグメント

勘定体系のセグメントごとに異なるディメンションを使用します。階層別に編成されます。すべての詳細セグメント値を含むデフォルト階層が提供されます。「勘定科目階層の公開」ユーザー・インタフェースで公開された階層が含められます。

  • 会社: InFusion America: 101

  • コスト・センター: 営業: 400

  • 勘定科目: 現金: 1110

シナリオ

示されている残高が、実績金額または予算金額のいずれであるかを示します。配賦関連のディメンションは事前定義済のメンバーであり、配賦ソリューションで必要です。配賦ディメンションがエンド・ユーザーに直接使用されることはありません。

予算シナリオ・ディメンション・メンバーは、会計シナリオ値セットのユーザー定義メンバーで、「シナリオ・ディメンション・メンバーの作成」プロセスの実行後にキューブに表示されます。

  • 2012年予算

  • 実績

  • 2013年予測

残高金額

値が、期首残高、期間活動または期末残高のいずれであるかを示します。借方、貸方および正味金額をレポートに使用できます。

  • 期首残高(借方、貸方または正味)

  • 期間活動(借方、貸方または正味)

  • 期末残高(借方、貸方または正味)

金額タイプ

金額が、基準、期間累計、四半期累計または年累計のいずれを表すのかを示します。

  • 基準

  • PTD: 期間累計

  • QTD: 四半期累計

  • YTD: 年累計

通貨

残高に使用する通貨を選択するために使用されます。

  • すべてのISO通貨

  • USD: 米国ドル

  • JPY: 日本円

通貨タイプ

残高の通貨タイプを選択するために使用されます。

  • 合計

  • 入力済

  • 換算前(ISO通貨ごと)