計算マネージャの概要

計算マネージャは、高度な配賦ルールが作成、検証、配置および管理します。

計算マネージャでは、次の操作を実行します。

  • 算式のベースを勘定科目残高または統計的金額などの複数基準にして、共有収益または原価を複数の組織ユニットにわたって配賦します。

  • 様々な変数に基づいた複雑な計算を使用して、配賦金額を自動的に計算します。

  • 仕訳算式をグループ化して順次実行し、勘定科目残高を段階的に更新します。

計算マネージャでは、次の3つのタイプのオブジェクトを作成できます。

  • コンポーネント: 算式、視点または配賦オブジェクトを含みます。

  • ルール: 視点、算式、テンプレートなどのコンポーネントを含み、配賦計算の作成に使用されます。

  • ルール・セット: 順次計算できるルールを含みます。

ノート: Oracle General Ledgerでの制限は次のとおりです。
  • 計算マネージャでは、配賦ルールをルール・セット間で共有できません。

  • ルールまたはルール・セット内では、複数のルール・コンポーネントを同じターゲットまたは相殺に書き込むことはできません。

  • ユーザーの視点以外の実行時プロンプトを使用して、配賦ルール・コンポーネントに配賦ルールを生成すると、エラーが発生します。
  • ルール・セットにはルールのみを含めることができ、他のルール・セットを含めることはできません。