現金仮払金の会計仕訳の配分方法

現金仮払金が従業員に支払われると、回収される金額が現金仮払金精算勘定で追跡されます。

現金仮払金が経費精算書に対して消し込まれると、精算勘定から金額が逆仕訳されます。

次の表に、500米ドルの現金仮払金と合計金額が500米ドルの経費精算書の例を示します。

文書

金額

現金仮払金

500米ドル

経費精算書

700米ドル

後続の項では、前述の表のデータを使用して、各文書が処理されるときに会計仕訳がどのように配分されるかを示します。

会計仕訳に影響を与える設定

現金仮払金の会計仕訳に影響を与える設定は、「経費システム・オプションの管理」ページの「現金仮払金精算勘定」です。この設定は、ビジネス・ユニットに対してのみ実装できます。

各現金仮払金の精算勘定は、従業員のデフォルト経費勘定に現金仮払金精算勘定の勘定科目をオーバーレイすることによって導出されます。

会計仕訳の配分方法

現金仮払金は、承認および監査されると、Oracle Payablesで支払要求として処理されます。

次の表に、現金仮払金がPayablesで処理されるときに生成される会計配分の概要を示します。

勘定科目

借方

貸方

現金仮払金精算

500米ドル

該当なし

従業員負債

該当なし

500米ドル

次の表に、現金仮払金が経費精算書に消し込まれ、経費精算書がPayablesで処理されるときに生成される会計配分の概要を示します。

勘定科目

借方

貸方

現金仮払金精算

該当なし

500米ドル

従業員負債: 現金仮払金の回収

500米ドル

該当なし

従業員負債: 経費精算書

該当なし

700米ドル

経費

700米ドル

該当なし