プライマリ貸借一致セグメントおよび勘定科目セグメントを使用した資産台帳の例
この例では、Vision Operation (USA)元帳に2つの貸借一致セグメント台帳があり、各貸借一致セグメント値に対して資産台帳が設定されています。
この例の目的は次のとおりです。
- セグメント1は、プライマリ貸借一致セグメントです
- セグメント2は、コスト・センター・セグメントです
- セグメント3は、勘定科目セグメントです
次の表に、資産台帳の請求書ルールの値を示します。
台帳名 | 勘定科目 | プライマリ貸借一致 | コスト・センター |
---|---|---|---|
OPS CORP | 使用可能 | 使用可能 | 使用不可 |
VISION CORP | 使用可能 | 使用可能 | 使用不可 |
台帳に設定されるカテゴリの例を次に示します。
台帳名 | カテゴリ | 取得価額精算勘定 | 建設仮勘定精算勘定 |
---|---|---|---|
OPS CORP | COMPUTER-PC | 01-000-1570-0000-000 | 01-000-1580-0000-000 |
OPS CORP | BUILDING-OFFICE | 01-000-1570-0000-000 | 01-000-1580-0000-000 |
OPS CORP | FURNITURE-DESKS | 01-000-1570-0000-000 | 01-000-1580-0000-000 |
VISION CORP | COMPUTER-PC | 02-000-1570-0000-000 | 02-000-1580-0000-000 |
VISION CORP | BUILDING-OFFICE | 02-000-1570-0000-000 | 02-000-1580-0000-000 |
VISION CORP | FURNITURE-DESKS | 02-000-1570-0000-000 | 02-000-1580-0000-000 |
次の表に、買掛管理で作成される請求書の例を示します。
ビジネス・ユニット | 請求書番号 | 配分勘定 | 「固定資産計上」オプション |
---|---|---|---|
AP_BU_1 | AP_INV_01 | 01-100-1570-0000-000 | はい |
AP_BU_1 | AP_INV_02 | 02-110-1580-0000-000 | はい |
AP_BU_2 | AP_INV_03 | 02-110-1580-0000-000 | はい |
AP_BU_2 | AP_INV_04 | 01-000-1570-0000-000 | はい |
AP_BU_2 | AP_INV_05 | 03-000-1570-0000-000 | はい |
「一括追加の作成」プロセスで請求書を転送する例を次に示します。
請求書 | 転送先 |
---|---|
AP_INV_01 and AP_INV_04 | 資産台帳OPS CORP (この台帳に対してプロセスを実行する場合)。 |
AP_INV_02 and AP_INV_03 | 資産台帳VISION CORP (この台帳に対してプロセスを実行する場合)。 |
AP_INV_05 | まだ転送されていません。 |
勘定科目セグメントが資産精算勘定であるため、請求書AP_INV_05は資産への転送に適格ですが、資産台帳カテゴリ設定のプライマリ貸借一致セグメントが03の資産精算勘定が見つかりませんでした。これらのセグメント値がある資産精算勘定を使用する台帳に資産カテゴリを設定すると、いつでもこの明細を転送できます。プライマリ貸借一致セグメント・ルールを有効にする場合は、すべての貸借一致セグメントの資産カテゴリを間隔を空けずに設定する必要があります。
コスト・センター・セグメントを有効にした場合、「一括追加の作成」プロセスでは、コスト・センター・セグメントと勘定科目が考慮され、請求書明細の転送先の台帳が決定されます。