レガシー・システムからの資産の移行

この例では、既存の資産を以前のレガシー資産システムからOracle Assetsに移行する方法を示します。

ABC社は、古い資産システム内に500の資産をリスト化していますが、Assetsへの資産の移行が必要になっています。

Assetsへの資産のロード

「資産取得の作成」のスプレッドシート・テンプレートを使用して、資産をAssetsに簡単にロードできます。

  1. 資産ページで、「スプレッドシートでの資産の追加」パネル・タブをクリックします。

  2. 台帳と資産タイプを選択し、「進む」をクリックします。

  3. ユーザー名とパスワードを入力します。

  4. スプレッドシートに資産情報を入力します。

  5. 発行」をクリックして、情報を保存します。

    ノート: SQL*Loaderを使用して、資産情報をFA_MASS_ADDITIONS表にロードすることもできます。

資産明細がロードされていることの確認

アップロードされた資産明細を表示または確認し、必要であれば修正します。

  1. 「資産」ページで「ソース明細の準備」パネル・タブをクリックします。

  2. 新しく追加された資産明細を検索します。

  3. 必要に応じて、明細を選択し、「処理」メニューから「編集」をクリックして、資産明細を表示または更新します。

  4. すべて準備」をクリックして、スプレッドシートにすべての明細をエクスポートします。

  5. 資産を確認し、必要に応じて追加情報を入力します。

  6. 発行」をクリックして、情報を保存します。

資産の転記

ロードした資産情報の正しいことを確認後に、資産は作成できます。

  1. 「一括追加の転記」プロセスを実行し、次のいずれかの方法を使用して資産を作成します。

    • スプレッドシートで資産を「転記」に設定し、「一括追加の発行と転記」をクリックします。

    • 一括追加明細を「転記」に設定後、「追加」情報タイルで「転記準備完了」のリンクをクリックし、「すべて転記」をクリックします。

  2. 「一括追加の転記」レポートで、一括追加の転記の結果を確認します。

資産の確認

  1. 「スケジュール済プロセス」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  2. プロセス名」メニューで、「資産取得レポート」を選択します。

  3. OK」をクリックして「資産取得」レポートを実行し、各資産の減価償却方法、耐用期間、およびサービス内の日付が正しいことを確認します。

  4. それぞれの資産の取得価額および償却累計額が正しく、資産勘定の合計がそれぞれ正しいことも確認します。

  5. エラーが見つかった場合は、「資産」ページの「資産の修正」パネル・タブをクリックします。

  6. 修正が必要な資産を検索します。

  7. 資産を選択し、「財務詳細の変更」をクリックします。

  8. 必要な変更を加えて、「発行」をクリックします。

    ノート: 多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。
  9. 追加の確認は、「資産」ページの「What-If分析の実行」パネル・タブをクリックし、費用予測がユーザーの見積と一致していること、資産が正しく追加されていることを確認します。

減価償却の実行

  1. 資産の正しいことを確認した後、「資産」ページの「減価償却」情報タイルをクリックし、換算期間に「減価償却の計算」プロセスを実行します。

    「減価償却の計算」プロセスの完了後、「仕訳償却累計額元帳」レポートを実行します。

  2. 「仕訳償却累計額元帳」レポートを使用して、「資産」で計算された減価償却金額が正しいか確認します。

  3. 誤りが見つかった場合、「資産」ページの「資産の修正」情報タイルをクリックします。

  4. 修正が必要な資産を検索します。

  5. 資産を選択し、「財務詳細の変更」をクリックします。

  6. 必要な変更を加えて、「発行」をクリックします。

    ノート: 多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。

資産明細の削除

資産を正常に作成後、FA_MASS_ADDITIONS表から資産明細を削除できます。

  1. 「スケジュール済プロセス」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  2. プロセス名」メニューで、「一括追加の削除」を選択します。

  3. OK」をクリックして「一括追加の削除」レポートを実行し、削除される可能性のある明細を表示します。

「資産」を「関連税務台帳」にコピーします。

  1. 会計用資産台帳の資産が正しいことを確認します。

  2. 「資産」ページで、税務台帳を選択します。

  3. 減価償却」情報タイルをクリックします。

  4. コーポレートからのコピー」をクリックします。

  5. 会計用資産台帳の期間を選択します。

  6. 「発行」をクリックします。

    ノート: 関連会計用資産台帳と第一期間の開始が同時になるよう、税務台帳を設定する必要があります。インポート期間が1つ前の会計年度の最後の期間である場合は、「初期一括コピーの実行」を使用します。インポート期間が現行会計年度の最初の期間である場合は、「資産」に履歴データがないため、「定期一括コピーの実行」を使用します。
  7. 会計用資産台帳と同じ方法で税務台帳を突き合わせます。

  8. 誤りが見つかった場合は、「資産の修正」情報タイルで修正します。

    ノート: 多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。