期日前支払割引

Oracle Payablesの支払マネージャは、APR推奨を使用して、単一の支払について動的な期日前支払割引を臨時でサプライヤにオファーできます。Oracle AI Apps for ERPとの統合により、キャンペーンおよび自動支払処理を通じて期日前支払割引を使用することもできます。

サプライヤ・カテゴリは、期日前支払割引プログラムのターゲット・サプライヤを識別し、期日前支払割引オファーのAPR推奨を提供するのに役立ちます。AI Apps for ERPの買掛/未払金割引マネージャは、オファー条件を定義し、これらのターゲットを絞ったサプライヤに期日前支払オファーを送信するキャンペーンを作成できます。

買掛/未払金割引マネージャは、請求書の期日前支払と引き換えにサプライヤに提供する様々な割引を制御および管理します。サプライヤに期日前支払割引をオファーする方法を次に示します。

  • 継続的オファーと1回かぎりのオファーの両方について、キャンペーンとオファー応答の自動処理を通して

  • 継続的オファーの登録を通して

  • 単一支払のための(臨時の)動的オファーを通して

キャンペーン管理

キャンペーンを使用して割引オファーを送信するには、サプライヤ・ポータル、ソーシングまたはサプライヤ資格が必要です。Oracle AI Apps for ERPの支払割引ページで選択基準を適用することで、期日前支払割引キャンペーンの対象となるサプライヤを指定します。条件フィルタを使用して、複数のサプライヤを期日前支払割引キャンペーンに追加し、オファー条件を定義します。キャンペーンを使用して、適用可能なサプライヤに期日前支払オファーを送信します。これらの期日前支払オファーへの応答は、支払プロセス要求で自動的に処理および適用されます。

継続的オファー

サプライヤを継続的オファーに登録すると、合意された期間の繰返しオファーに対する基準のセットが作成されます。継続的オファーでは、AI推奨と指定された手動上書き(APRやサイト割当など)の組合せが使用されます。支払割引ページのカテゴリを開始場所として使用して、適切なサプライヤを表示および識別し、登録を手動またはキャンペーン管理からのEメール・オファーを使用して管理します。支払プロセス要求で、継続的オファーに基づいて期日前支払割引を行うオプションを選択します。

動的オファー

Oracle Financials Cloudでは、AIモデルを使用して、単一支払の割引推奨を計算します。支払を作成する際に、選択したトランザクションに対する推奨APRを受け入れるか、上書きできます。受け入れた割引レートと期日前支払日数の組合せによって、実際の割引額と支払金額が決定されます。動的オファーは、臨時の期日前支払要求を管理する場合に役立ちます。