プロジェクト原価計算への原価修正の送信に関するFAQ

固定資産の資産計上に関連するトランザクションがパートナに配分されないようにするにはどうすればよいですか?

建設仮勘定(CWIP/CIP/WIP)勘定科目を使用して進行中の資産の資本支出を記録する場合は、発生した原価に関連するトランザクションのみを合弁企業の処理対象として識別し、パートナに配分する必要があります。資産の資産計上に対応するトランザクションがパートナに配分されないようにする必要があります。

資産の資産計上に関連するトランザクションに当初WIP勘定科目を使用するかわりに、WIP契約精算勘定科目を使用することをお薦めします。次に、合弁企業設定で、この精算勘定科目が合弁企業に対して配分可能として識別された勘定科目に含まれていないことを確認する必要があります。

WIP契約精算勘定科目を使用できない場合は、合弁企業管理でこれらのタイプのトランザクションが識別された後、トランザクションのステータスを手動で「配分不可」に設定する必要があります。

合弁企業配分から原価修正を作成する際の問題を訂正するにはどうすればよいですか?

「プロジェクト原価計算修正の作成」プロセスを実行した場合は、ログ・ファイルにエラーがないか確認します。問題を訂正してから、プロセスを再実行します。「配分」作業領域で、正常に処理されると、配分のプロジェクト原価計算ステータスが「プロセスに使用可能」から「プロジェクト原価計算進行中」に変わります。

プロジェクト原価計算に原価修正をインポートする際の問題を訂正するにはどうすればよいですか?

「コストのインポート」プロセスで問題が見つかった場合は、エラー・レポートを確認します。プロセスでプロジェクト原価計算へのインポートに失敗したレコードは、「未処理コストの管理」作業領域に表示されます。この作業領域では、フィールドなどの更新によってエラーに対処し、インポート・プロセスを介してレコードを再処理できます。

プロジェクト原価計算に送信されなかった原価修正を復元するにはどうすればよいですか?

「コストのインポート」プロセスが正常に完了しても、勘定科目に問題がある場合は、原価修正がプロジェクト原価計算にインポートされていない可能性があります。これが発生すると、プロセスによってレコードがステージングからコスト・インポート・スプレッドシートに移動されます。このスプレッドシートのレコードをレビューし、同じコスト・インポート・プロセスを使用して、スプレッドシートからプロジェクト原価計算にレコードをインポートします。この問題は、Oracle Fusion Cloud Financialsを使用した合弁企業管理の実装において売掛/未収金に対する相殺の設定に問題があることを示しています。詳細は、原価修正の適切な処理のためのパートナ勘定科目の設定の確認を参照してください。