合弁企業請求書作成時のFAQ
合弁企業トランザクションについてパートナに請求しました。このトランザクションがOracle Joint Venture Managementに戻って再度請求されたのはなぜですか?
合弁企業請求書を作成するために配分可能勘定科目をパートナ勘定科目として使用したかどうかを確認します。売掛/未収金請求書の場合、パートナ勘定科目は収益会計区分に記入され、買掛/未払金請求書の場合、これらの勘定科目は項目費用会計区分に記入されます。合弁企業に配分可能として設定された勘定科目は、トランザクションがすでに処理されてパートナに請求されたかどうかに関係なく、対応する原価および収益トランザクションを合弁企業管理に引き込みます。
合弁企業配分に対して生成された請求書および仕訳トランザクションが合弁企業管理によって再度識別および処理されないようにするには、次のいずれかの構成を実行する必要があります:
-
合弁企業定義で「合弁企業トランザクションの除外」オプションを有効にします。
詳細は、Oracle Joint Venture Management処理からの合弁企業請求書および仕訳の除外を参照してください。
-
パートナ勘定科目のセグメントを、合弁企業定義で配分可能と識別されていない勘定科目で上書きします。
詳細は、合弁企業売掛/未収金請求書のパートナ勘定科目の設定および合弁企業買掛/未払金請求書のパートナ勘定科目の設定を参照してください。
負債勘定科目タイプのトランザクションで発生した合弁企業配分の請求書を作成できないのはなぜですか?
請求書は、勘定科目タイプが資産、経費および収益のトランザクションで発生した合弁企業配分に対してのみ作成できます。「合弁企業トランザクションの識別」プロセスでは、その他の勘定科目タイプ(たとえば、負債)のトランザクションが合弁企業トランザクションとして識別されると、「配分のみ」としてマークされます。これらのトランザクションから作成された配分は「配分のみ」としてマークされ、請求できません。
売掛/未収金または買掛/未払金で合弁企業請求書の勘定科目を手動で上書きできますか?
売掛/未収金または買掛/未払金で合弁企業請求書の勘定科目を上書きしないでください。そのようにした場合、勘定科目の上書きは合弁企業配分に反映されません。
正しくない勘定科目を使用して請求書を作成し、請求書がまだ転記されていない場合は、転記中に勘定科目を上書きするように補助元帳会計基準を設定できます。請求書を転記した場合は、合弁企業逆仕訳プロセスを実行して、クレジット・メモまたはデビット・メモを介して請求書を取り消す必要があります。次に、合弁企業定義の勘定科目を更新し、トランザクションを処理して、正しい勘定科目を使用して合弁企業請求書を作成できます。「配分逆仕訳方法」を参照してください。
「合弁企業請求書および仕訳の作成」プロセスの実行後に、一部の配分に対して請求書が作成されなかったのはなぜですか?
これは、請求書の作成に必要な設定が未完了であるか、正しくないことが原因である可能性があります。訂正処理を実行した後、プロセスを再実行して請求書を再作成できます。詳細は、「合弁企業請求書の作成に関する問題の訂正」を参照してください。
自動インボイス・プロセスがエラーで終了し、売掛/未収金請求書のクレジット・メモが作成されませんでした。「「AR: クレジット・メモ用に請求書会計を使用」プロファイル・オプションが「はい」の場合は、クレジット・メモ・トランザクションに勘定科目割当を指定できません。」というエラー・メッセージが表示されました。この問題を修正するにはどうすればよいですか?
アプリケーション実装コンサルタントが、少なくとも1つのプロファイル値を使用してAR_USE_INV_ACCT_FOR_CM_FLAGプロファイル・オプションを設定しているかどうかを確認してください。このプロファイル・オプションが設定されていない場合、自動インボイス・プロセスはクレジット・メモの作成に失敗します。詳細は、売掛/未収金クレジット・メモを作成するためのプロファイル・オプションの設定を参照してください。