合弁企業トランザクション、配分および請求書からのソース仕訳へのアクセスの構成

合弁企業トランザクションとそれに伴う配分および請求書を表示するための作業領域で、ユーザーはリンクを使用して表示専用ページにドリルダウンし、これらの項目の発生元となった仕訳をレビューできます。ただし、このリンクは、Oracle Financials Subledger Accountingで仕訳を表示するアクセス権が設定されているユーザーに対してのみ有効です。

このアクセスを設定するには、ソース・トランザクションのデータ・アクセス・セットを識別して、そのデータ・アクセス・セットを合弁企業ユーザーのプロファイルおよびロールに関連付ける必要があります。

注意: この設定を行うと、すべての補助元帳に対する管理アクセス権がユーザーに付与される可能性があることに注意してください。
  1. 「設定および保守」にナビゲートし、「ユーザーおよびセキュリティ」機能領域にアクセスします。
  2. 「ジョブ・ロールの管理」タスクをクリックし、「ロールの作成」をクリックします。

    「ロールの作成」設定ウィザードが表示されます。

  3. 「基本情報」で、「財務 - ジョブ・ロール」というロール・カテゴリの新しいロールを作成するための情報を追加して「次」をクリックします。
  4. 「機能セキュリティ・ポリシー」で、「機能セキュリティ・ポリシーの追加」をクリックします。
  5. 次の機能セキュリティ・ポリシーを検索して追加し、「次」をクリックします:
    • 仕訳アクティビティの管理

    • 補助元帳仕訳のレビュー

      この画像は、「機能セキュリティ・ポリシーの追加」ページを示しており、「仕訳アクティビティの管理」および「補助元帳仕訳ルール・セットのレビュー」のポリシーがロールに追加されています。
  6. 「データ・セキュリティ・ポリシー」で、「データ・セキュリティ・ポリシーの作成」をクリックします。
  7. 次の表の情報を使用して、必要なデータ・セキュリティ・ポリシーを追加します:
    ポリシー名 データベース ポリシーの説明 データ・セット 条件名 処理
    補助元帳アプリケーションについての許可 補助元帳ソース・トランザクション 合弁企業ユーザーは、自分がアクセスを認可されている総勘定元帳データ・アクセス・セットの補助元帳ソース・トランザクション・データをレビューできます。 インスタンス・セット別の選択 元帳のすべての補助元帳ソース・トランザクションにアクセス 補助元帳ソース・トランザクション・データの管理
    補助元帳アプリケーションについての許可 補助元帳アプリケーション 合弁企業ユーザーは、自分がアクセスを認可されている総勘定元帳データ・アクセス・セットの補助元帳アプリケーション・データをレビューできます。 インスタンス・セット別の選択 補助元帳アプリケーション・インスタンス・セット 補助元帳アプリケーション・データの管理
    元帳についての許可 表GL_LEDGERSの元帳 合弁企業ユーザーは、自分がアクセスを認可されているデータ・アクセス・セットから導出された元帳についてOracle General Ledgerでレポートを作成できます。 インスタンス・セット別の選択 認可されているデータ・アクセス・セットから導出された元帳の表GL_LEDGERSの元帳にアクセス 読取り、Oracle General Ledgerのレポート
  8. 「要約」ページをレビューして、「保存してクローズ」をクリックします。

    アプリケーションが「ロール」ページに進みます。

  9. 合弁企業ユーザーに新しいロールを追加します:
    1. 「ロール」ページのメニューで「ユーザー」をクリックします。
    2. 「ユーザー・アカウント」で、合弁企業ユーザーを検索して選択します。
    3. 「編集」をクリックし、新しいロールをユーザーに追加します。

      これで、ユーザーのプロファイルには2つのロールが関連付けられた状態になります。1つはここで関連付けたロールで、もう1つは合弁企業ロール(規定の合弁企業会計マネージャまたは合弁企業会計担当のロールなど)です。

  10. 補助元帳トランザクションが作成されたすべてのデータ・アクセス・セットについて、このユーザーおよびロールへのアクセスを構成します:
    1. 「設定および保守」にナビゲートし、「エンタープライズ・プロファイル」機能領域にアクセスします。
    2. 「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクをクリックします。
    3. 「ユーザーのデータ・アクセスの管理」で、「データ・アクセスがあるユーザー」オプションを選択します。
    4. 「セキュリティ・コンテキスト」で「データ・アクセス・セット」を選択します。
    5. 「ユーザー名」フィールドに合弁企業ユーザーを入力します。
    6. 「追加」をクリックし、必要なデータ・アクセス・セットを合弁企業ユーザーおよびロールに割り当てるための情報を次の例に示すように入力します:

      この画像はユーザーのデータ・アクセス・セットの管理ページを示しており、このページの詳細は周囲のテキストで説明されています。

    この例では、ある合弁企業ユーザーのデータ・アクセスを有効にするために次の2つのレコードが次に示す詳細情報を指定して追加されています:

    ユーザー名 ロール ロール名 セキュリティ・コンテキスト セキュリティ・コンテキスト値
    JVAccounting Manager View_Subledger_Journals ORA_JV_JOINT_VENTURE データ・アクセス・セット HEPPLedger CA
    JVAccounting Manager View_Subledger_Journals ORA_JV_JOINT_VENTURE データ・アクセス・セット HEPPLedger US