顧客情報へのアクセスの構成

ユーザーが請求パートナを設定できるようにするには、あらかじめ顧客データへのアクセスを設定する必要があります。

請求パートナの設定の一環として、合弁企業アプリケーション管理者は、合弁企業パートナに関連する売掛/未収金(顧客)エンティティを指定します。「請求パートナ」作業領域で使用可能な顧客のリストを表示して選択するには、Oracle Fusion Cloud ERPでこの情報にアクセスするための権限がユーザーのプロファイルに付与されている必要があります。合弁企業会計担当および合弁企業会計マネージャは、このデータ・アクセスが構成されている場合にのみ、「請求パートナ」作業領域で顧客を表示できます。

合弁企業ユーザーの顧客データ・アクセスを構成するには、次のステップを実行します。

  1. 「設定および保守」にナビゲートし、「財務」オファリングの下の「エンタープライズ・プロファイル」機能領域を選択します。
  2. 隣接する領域のタスク・リストで、「ユーザーの参照データ・セット・データ・アクセスの管理」をクリックします。
  3. 「データ・アクセスがあるユーザー」オプションを選択します。
  4. 「作成」をクリックし、データ・アクセスを構成するために次の値を入力します:
    • ユーザー名。

    • ロール。合弁企業会計担当、合弁企業会計マネージャまたは合弁企業アプリケーション管理者の権限を付与する、ユーザーに割り当てられるロールを入力します。

    • セキュリティ・コンテキスト。参照データ・セットと入力します。

    • セキュリティ・コンテキスト値。顧客データが含まれているデータ・セットの名前を入力します(例: Vision Operations Set)。

      この値を指定すると、有効な値が「請求パートナ」作業領域の「顧客」ドロップダウン・リストに表示されるようになります。

  5. 「保存して閉じる」をクリックします
    結果は次の例のようになります。この例では2つのレコードがあり、次のようにユーザー名、ロール、セキュリティ・コンテキストが同じですが、セキュリティ・コンテキスト値が異なります:
    • ユーザー名 = JVAdmin
    • ロール = 合弁企業アプリケーション管理者
    • セキュリティ・コンテキスト = 参照データ・セット
    • セキュリティ・コンテキスト値 = HEPPおよびVision Operations
    この画像は「ユーザーのデータ・アクセスの管理」ページを示しており、このページでは「データ・アクセスがあるユーザー」ラジオ・ボタンが選択され、「セキュリティ・コンテキスト」ドロップダウン・リストでは「参照データ・セット」、「ユーザー名」ドロップダウン・リストでは「jvamin」が選択されています。前述の基準を使用した検索結果では、jvadminとjvadminの2つのレコードが表の中に表示されています。1つ目のレコードは「セキュリティ・コンテキスト」が「参照データ」で「セキュリティ・コンテキスト値」が「HEPP」、2つ目のレコードは「セキュリティ・コンテキスト」が「参照データ」で「セキュリティ・コンテキスト値」が「Vision Operationsセット」です。