Oracle Joint Venture Managementの実装時のFAQ

合弁企業定義に関するFAQ

アクティブな合弁企業の所有権定義の有効日を変更できますか。

有効日を変更できます。新しい日付範囲によって、合弁企業に対してすでに生成されている配分レコードのトランザクション日が除外される場合は、該当する配分を逆仕訳し、トランザクションを再配分する必要があります。

所有権定義のステータスを「非アクティブ」から「アクティブ」に変更できないのはなぜですか。

「非アクティブ」ステータスは、合弁企業でその所有権定義を使用してトランザクションが処理されなくなるようにする場合に使用します。監査および追跡のために、「非アクティブ」ステータスの所有権定義では詳細を変更できません。また、所有権定義を削除したり、ステータスを「アクティブ」に戻すこともできません。

所有権定義のステータスを「アクティブ」から「非アクティブ」に変更できますか。

はい。ただし、所有権定義が未処理の配分に関連付けられていないことを確認する必要があります。所有権定義のステータスを「非アクティブ」に変更した場合、未処理の合弁企業配分が非アクティブな所有権定義に関連付けられているかどうかはチェックされず、未処理の配分の請求書が作成されます。

合弁企業定義で、「配分可能セグメント値」領域のそれぞれの配分可能勘定科目を一意に識別する必要がありますか。

いいえ。プライマリ・セグメント値のすべての勘定科目が配分可能である場合、他のセグメントの値を入力する必要はありません。それらは空白のままにすることができます。同じプライマリ・セグメント値を持つ配分可能勘定科目と配分不可勘定科目の組合せがある場合は、合弁企業定義でそれぞれの配分可能勘定科目を識別する必要があります。ただし、セグメントの配分可能勘定科目を識別するときに、%ワイルドカードを使用して勘定科目の範囲を指定できます。

合弁企業定義で、配分可能なプライマリ・セグメントの勘定科目をすでに識別しています。ビジネス・ユニットを変更できますか。

はい。ただし、新しいビジネス・ユニットが同じ勘定体系(COA)インスタンスに関連付けられている場合のみです。合弁企業のビジネス・ユニットを選択すると、そのビジネス・ユニットのCOAインスタンスおよびセグメント(プライマリ・セグメントを含む)が合弁企業によって自動的に識別されます。新しいビジネス・ユニットが同じCOAインスタンスに関連付けられていない場合、合弁企業管理ではビジネス・ユニットを変更できません。

セグメントを無効にできないのはなぜですか。

「配分可能セグメント値」タブでセグメントに関連付けられた配分可能セグメント値がある場合、セグメントを消去したり、無効にすることはできません。関連付けられた配分可能セグメント値を削除すると、セグメントを無効にできます。

配分可能プロジェクト値ルールの作成時にプロジェクト番号が表示されないのはなぜですか。

「配分可能プロジェクト値」タブで配分可能プロジェクト値ルールを追加する際、適切なデータ・アクセスがユーザー・プロファイルに設定されていないかぎり、「プロジェクト」ドロップダウン・リストにはプロジェクト番号が表示されません。予期した値が表示されない場合は、プロジェクトが関連付けられているビジネス・ユニットへのデータ・アクセスをユーザー・プロファイルに設定するよう管理者に依頼してください。詳細は、データ・アクセスを参照してください。

配分可能プロジェクト値ルールの作成時にタスク値が表示されないのはなぜですか。

タスクを選択する前に、プロジェクト番号を選択する必要があります。プロジェクト番号を選択したら、「タスク」フィールドをダブルクリックして値リストを表示する必要があります。

合弁企業定義の配分可能プロジェクト値または合弁企業システム・オプションの支出タイプ上書きについて入力した支出タイプが無効なのはなぜですか。

「その他トランザクション」支出タイプ区分の支出タイプのみがサポートされています。

金額がマイナスの売掛/未収金請求書を作成できないのはなぜですか。

合弁企業定義の「最小売掛/未収金請求書金額」フィールドが空白かどうかをチェックしてください。このフィールドが空白の場合、最小金額がゼロとして扱われます。つまり、配分の合計がマイナスの請求書金額になる場合、請求書は作成されません。

割当ルールに関するFAQ

所有者定義割当ルールに追加した支出タイプが無効なのはなぜですか。

「その他トランザクション」支出タイプ区分の支出タイプのみがサポートされています。

合弁企業トランザクション、配分および請求書のデータの表示に関するFAQ

合弁企業トランザクション、配分および請求書の作業領域にデータが表示されないのはなぜですか。

これらの作業領域にデータを表示するには、プロセス「索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ」を実行する必要があります。そうしないと、これらの作業領域には空白のページが表示されます。「表示するデータがありません」というメッセージが表示されることもあれば、表示されないこともあります。詳細は、「合弁企業データの取込み」を参照してください。

また、データ・セキュリティ設定を介してアクセス権限を付与されたビジネス・ユニットに関連付けられているレコードのみを操作または表示できます。詳細は、「Oracle Joint Venture Managementのデータ・セキュリティの設定」を参照してください。

取込みプロセスを実行しましたが、合弁企業トランザクション、配分および請求書の作業領域にデータが表示されません。

これは、Oracle Search Cloud Service (OSCS)をクラウド環境で使用できないことが原因である可能性があります。ホストされた環境が政府との契約に使用されるためであると思われます。これらの作業領域にデータを表示して操作するには、これらの作業領域で「Excelで管理」オプションをクリックして、対応するデータをスプレッドシートにダウンロードします。詳細は、Microsoft Excelでの合弁企業データの管理を参照してください。

合弁成功報酬請求レポートに関するFAQ

「合弁成功報酬請求レポートの発行」プロセスを実行すると、合弁企業に利害関係者のEメール・アドレスが指定されていませんというエラーのために、一部の利害関係者のレポートが出力されません。このエラーはどのようにして修正しますか?

外部利害関係者の顧客レコードおよび内部利害関係者の個人レコードがEメール・アドレスで設定されていることを確認します。送信方法がEメールの場合、利害関係者ごとに合弁成功報酬請求レポートがこのEメールに送信されます。内部および外部の利害関係者のEメール詳細を設定する方法の詳細は、「Eメールで合弁成功報酬請求レポートを配信する前に」を参照してください。