2 リリース情報
次のトピックでは、このリリースのOracle Database Gateway for APPCについて説明します:
2.1 製品セット
製品のインストール・メディアには、次の製品コンポーネントが含まれています:
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Oracle Database Gateway for APPC、12cリリース2 (12.2)
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Oracle Net、12cリリース2 (12.2)
2.2 変更点および拡張機能
次の項では、ゲートウェイの11gリリースに固有の変更点および拡張機能について説明します:
2.2.1 ゲートウェイ・パスワード暗号化ツール
ゲートウェイ・パスワード暗号化ツール(g4drpwd
)は、異機種間サービスの一部である汎用機能に置き換えられました。 詳細は、Microsoft WindowsのOracle Databaseゲートウェイ・インストレーションおよび構成ガイドの第15章、「セキュリティに関する考慮事項」を参照してください。
2.3 既知の制限事項
次の各項では、Oracle Database Gateway for APPCおよびPGAUの既知の制限を列挙します。
2.3.1 ゲートウェイの既知の制限
Oracle Database Gateway for APPCのこのリリースには、次の制限事項があります。
数値データおよび句ではマルチバイト文字セットがサポートされない
Oracle Database Gateway for APPCは、バージョン3.4以降、COBOL PIC G
データ型のマルチバイト文字セット・データをサポートしています。 ただし、DISPLAY
データ型およびPIC 9
編集マスクで使用できる非数値文字データ($、()、+、-、など)は、EBCDICで指定する必要があります。 非数値文字データはMBCS変換には従いません。
CICSトランザクションではPFキー・エミュレーションができない
Oracle Database Gateway for APPCを使用してCICSトランザクションを実行する場合、CICS PFキーをエミュレートできません。
APPC PIPデータはサポートされない
このリリースのOracle Database Gateway for APPCでは、APPC PIP
データを定義および送信できません。
浮動小数点データ型変換はサポートされない
Oracle Database Gateway for APPCは、浮動小数点データ型変換をサポートしていません。
データの圧縮と解凍はすべてトランザクション・プログラムが実行
Oracle Database Gateway for APPCには、圧縮や解凍のためのイグジットはありません。 ゲートウェイとトランザクションの間のすべてのデータ交換は非圧縮フォーマットで行われる必要があります。
IBM VS COBOL IIコンパイラはサポート終了
IBM VS COBOL IIコンパイラはサポート対象外です。 ただし、文字列"IBMVSCOBOLII
"は、使用するCOBOLコンパイラを表すコンパイラ名パラメータの値として引き続き使用されます。 値IBMVSCOBOLII
は引き続き使用する必要があり、特定のバージョンのコンパイラに対する依存関係は作成しません。