23 DBMS_APP_CONT_REPORT

このプロシージャにより、ACCHK_SET(TRUE)の間に収集されたACCHKトレースのレポートを生成します。

この章のトピックは、次のとおりです:

DBMS_APP_CONT_REPORTセキュリティ・モデル

アプリケーションには、DBMS_APP_CONT_REPORTパッケージのEXECUTE権限が必要です。

DBMS_APP_CONT_REPORTサブプログラムのサマリー

このトピックでは、DBMS_APP_CONT_REPORTのサブプログラムをアルファベット順に示し、簡単に説明しています。

表23-1 DBMS_APP_CONT_REPORTパッケージ・サブプログラム

サブプログラム 説明
ACCHK_REPORTプロシージャ このプロシージャは、実行のレポートを提供します。 データは、acchkビューから導出されます。

ACCHK_REPORTプロシージャ

このプロシージャは、実行のレポートを生成します。 データは、acchkビューから導出されます。

構文

DBMS_APP_CONT_REPORT.ACCHK_REPORT (
   level        IN NUMBER    DEFAULT SUMMARY,
   service_name IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   start_time   IN DATE      DEFAULT NULL,
   duration     IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   source       IN NUMBER    DEFAULT FROM_TABLES);

パラメータ

表23-2 ACCHK_REPORTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

level

これらは定数です。
  • SUMMARY: サマリー・レポートのみ(デフォルト)
  • WARNING: サマリーおよび警告
  • FULL: サマリーおよびすべてのワークロード取得(警告がない場合を含む)

service_name

サービス名修飾子(オプション)。

NULLは、すべてのservice_namesに適用されます。

start_time

イベントと統計をフィルタする開始時点のオプションのパラメータ。 デフォルトでは、ACCHKで最初に使用可能な表/トレース内の行から開始されます。

duration

イベントと統計をフィルタする時間(秒単位)のオプションのパラメータ。 デフォルトでは、表/トレース内で使用可能なstart_time値以降の行が使用されます。

ノート:

start_timeとdurationのどちらも指定されていない場合は、表/トレースで使用可能なすべての行がレポートに使用されます。

source

定数値DBMS_APP_CONT_REPORT.FROM_TRACESを指定することで取得が読取り専用モードになっていたときに、トレース・ファイルから統計とイベントを取得するためのオプションのパラメータ。 DBMS_APP_CONT_REPORT.FROM_TABLESはデフォルト値であり、レポートにはビューCDB_ACCHK_STATISTICSCDB_ACCHK_EVENTSを使用します。

DBMS_APP_CONT_REPORTには、次の2つの定数があります:
  • FROM_TABLES- このプロシージャはレポートの表示にCDB_ACCHK_STATISTICSCDB_ACCHK_EVENTSを使用します。
  • FROM_TRACES- このプロシージャはレポートの表示にトレースを使用します。

プロシージャの例外

DBMS_APP_CONT_REPORT.ACCHK_REPORTプロシージャの例外は、次のとおりです。

  • 20000- レポート・レベルが無効です。DBMS_APP_CONT_REPORTSUMMARYWARNINGまたはFULLとともに使用します。
  • 20000- 期間が無効です。有効な値を設定してください。
  • 20000- ソースが無効です。DBMS_APP_CONT_REPORTFROM_TABLESまたはFROM_TRACESのいずれかとともに使用してください。

10分前から記録された統計とイベントを取得するには:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(dbms_app_cont_report.FULL, start_time => current_date -INTERVAL '10' MINUTE);
10分前を始点として420秒(7分)間に記録された統計とイベントを取得するには:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(dbms_app_cont_report.FULL, start_time  => current_date -INTERVAL '10' MINUTE, duration => 420);
最初に記録された統計またはイベントを始点として最初の60秒間に記録された統計とイベントを取得するには:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(dbms_app_cont_report.FULL, duration => 60);
表を使用してレポートを取得するには:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(source => dbms_app_cont_report.FROM_TABLES);
トレースを使用してレポートを取得するには。 このオプションは、読取り専用モードの場合に使用します:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(source => dbms_app_cont_report.FROM_TRACES);
サマリー・レポートのみを取得するには:
execute dbms_app_cont_report.acchk_report(dbms_app_cont_report.SUMMARY);