ADD_FAR_SYNC

ADD_FAR_SYNC関数を使用すると、Data Guard Broker構成に遠隔同期インスタンスを追加できます。このコマンドを使用するには、Oracleウォレット・ベースの認証を構成し、SYSDBA権限で接続する必要があります。

ADD_FAR_SYNC関数

書式

DBMS_DG.ADD_FAR_SYNC (
     far_sync_name          IN VARCHAR2,
     far_sync_ci            IN VARCHAR2,
     severity               OUT BINARY_INTEGER)
RETURN BINARY_INTEGER;

パラメータ

パラメータ 説明
far_sync_name

ブローカでこの遠隔同期インスタンスを参照するために使用する名前。この名前は、対応するデータベースのDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値と一致する(大/小文字は区別されません)必要があります。

far_sync_ci

完全指定の接続記述子またはOracle Net Servicesのネーミング・メソッド(TNSなど)により解決される名前です。指定した値は、データベース・プロパティDGConnectIdentifierの初期値としても使用されます。

severity この関数によって返されたステータスに関連付けられている重大度。重大度は、次のOracleエラー番号のいずれかになります。
  • ORA-0: 正常に完了しました。
  • ORA-16501: Oracle Data Guard Broker操作に失敗しました
  • ORA-16502: Oracle Data Guard Broker操作は警告付きで成功しました

使用上のノート

  • この関数では、2進整数が返されます。

  • この関数は、プライマリ・データベース、または有効化されているスタンバイ・データベースか遠隔同期インスタンスに接続している間のみコールできます。

戻り値

エラー 説明
ORA-00000: 正常に完了しました。

遠隔同期インスタンスはData Guard Broker構成に正常に追加されました。

その他

Data Guard Brokerで構成に遠隔同期インスタンスを追加できませんでした。戻り値で、この失敗の理由が示されます。