ENABLE_FS_FAILOVER_CONDITION
ENABLE_FS_FAILOVER_CONDITION
関数を使用すると、ファスト・スタート・フェイルオーバーを実行する条件を追加で指定できます。
ENABLE_FS_FAILOVER_CONDITION
関数
DBMS_DG.ENABLE_FS_FAILOVER_CONDITION (
condition IN VARCHAR2,
severity OUT BINARY_INTEGER)
RETURN BINARY_INTEGER;
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
condition |
有効にするファスト・スタート・フェイルオーバー条件。 |
severity |
この関数によって返されたステータスに関連付けられている重大度。重大度は、次のOracleエラー番号のいずれかになります。
|
使用上のノート
-
この関数では、2進整数が返されます。
- この関数を使用して、ORA-240エラーがあるときのファスト・スタート・フェイルオーバーの開始を有効にすることもできます。
健全性条件 | 説明 |
---|---|
"データファイル書込みエラー" |
ファスト・スタート・フェイルオーバーが有効化され、データファイル書込みエラー条件が指定されている場合、任意のデータ・ファイル(一時ファイル、システム・データ・ファイル、UNDOファイルなど)で書込みエラーが発生すると、ファスト・スタート・フェイルオーバーが開始されます。 |
"破損した制御ファイル" |
制御ファイルが破損しました。この条件はデフォルトで有効になっています。 |
"破損したディクショナリ" | 重要なデータベース・オブジェクトのディクショナリが破損しました。この条件はデフォルトで有効になっています。 |
"アクセス不可能なログ・ファイル" | I/Oエラーにより、LGWRがログ・グループのどのメンバーにも書き込むことができません。 |
"スタック・アーカイバ" | デバイスに空き容量がないかデバイスを使用できないためにアーカイバがREDOログをアーカイブできません。 |
戻り値
エラー | 説明 |
---|---|
ORA-00000: 正常に完了しました。 |
ファスト・スタート・フェイルオーバー条件が有効になりました。 |
その他 |
Data Guard Brokerでこのファスト・スタート・フェイルオーバー条件を有効にできませんでした。戻り値で、この失敗の理由が示されます。 |