Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーのリストア

システム障害後に、Oracle FPPサーバーをバックアップからリストアして、データをリカバリします。

Oracle FPPサーバーは、常に完全リストアを実行します。

  • バックアップのzipファイルが格納または抽出される、書込みアクセス権を持つディレクトリの絶対パスを指定します。
  • リストアを試行する前に、Oracle FPPサーバーで進行中の操作をすべて停止してください。そうしないと、リストアが失敗します。
  • RUバージョンを含むOracle Grid Infrastructureのバージョンが、バックアップの実行時と同じであることを確認します。
  • クラスタ名を確認します。クラスタ名がバックアップの実行時と同じ場合、Oracle FPPサーバーはサービスをリストアします。そうでない場合、サービスは新しいクラスタに再配置されます。
  • Oracle FPPサービスを新しいサーバーに再配置する前に、Oracle FPPサーバーを停止します。
  1. Oracle FPPサーバーの完全リストアを実行します。
    $ rhpctl restore server -backup full_backup_location
    リストアでは、バックアップの場所にタイムスタンプ付きディレクトリfppsRestore_timestampが作成されます。このディレクトリには、抽出されたバックアップ・ファイルおよびその他の関連情報が含まれます。

    ノート:

    • 最初から開始するのではなく、失敗したリストアを再試行します。バックアップzipへのパスではなく、前回の実行によって作成された抽出バックアップのディレクトリfppsRestore_timestampへのパスを指定します。
    • メタデータで保留中または進行中としてマークされた操作の再開はサポートされていません。
  2. osUsers.txtファイルを開いて、リストされたオペレーティング・システム・ユーザーがクラスタに存在することを確認します。