GNSからOracle FPPのアプリケーションVIPへの切替え

既存のOracle FPPサーバーおよびそのクライアントでGNSからOracle FPPのアプリケーションVIPに切り替えるには、この手順を使用します。

  1. Oracle FPPサーバーを停止し、アプリケーションVIPを使用するようにサーバーを変更し、サーバーを起動します。
    $ srvctl stop rhpserver
    $ srvctl modify rhpserver -rhpsvip_address vip_name
    $ srvctl start rhpserver

    ノート:

    -rhpsvip_addressパラメータには、VIPアドレスではなくVIP名を指定する必要があります。
  2. サーバーのエンドポイントがOracle FPPのアプリケーションVIPに更新されていることを確認します。
    $ srvctl config rhpserver
    ….
    ….
    Endpoint : rhps-vip:vip_address
    ….
    ….

    ノート:

    GNSがまだ構成されている場合、既存のOracle FPPクライアントは引き続き機能します。Oracle FPPクライアントは、この手順のステップに従ってOracle FPPのアプリケーションVIPを使用するようにクライアントを構成するまで、GNSを引き続き使用します。
  3. Oracle FPPサーバーでGridホーム所有者として、新しいクライアント・データファイルを作成します。
    $ rhpctl export client -client client_name -clientdata new_file_location
  4. 生成されたクライアント・データファイルをOracle FPPクライアントにコピーします。
  5. rootユーザーとして、新しいクライアント・データファイルを使用するように既存のOracle FPPクライアントを構成します。
    # srvctl modify rhpclient -clientdata client_data_file_path
  6. Oracle FPPクライアントを再起動します。
    $ srvctl stop rhpclient
    $ srvctl start rhpclient
  7. Oracle FPPクライアントごとに手順4から6を繰り返します。
  8. すべてのクライアントがOracle FPPのアプリケーションVIPを使用するように構成されたら、srvctl remove gnsコマンドを使用してGNSを削除できます。