タスク3: スタンバイ・データベース・サービスの作成
スタンバイ・クラスタでは、スタンバイ・データベースにデータベース・サービスが必要です。これにより、そのデータベースがプライマリ・ロールでオープンされたときにOracle Grid Infrastructure AgentによってOracle GoldenGateデプロイメントが自動的に起動されるようになります。
ソース・データベースがマルチテナント環境にある場合は、ルート・コンテナ・データベース(CDB)とレプリケートされるスキーマを含むプラガブル・データベース(PDB)に、個別のサービスが必要です。マルチテナント環境のターゲット・データベースの場合は、PDBに単一のサービスが必要です。
プライマリ・クラスタでサービスを作成したのと同じ方法で、oracle
ユーザーとして次のコマンドを使用してサービスを作成します。
$ srvctl add service -db dbName -service service_name
-preferred instance_1 -available instance_2, instance_3 etc.
-pdb pdbName -role PRIMARY
プライマリ・クラスタで指定したのと同じサービス名を使用することをお薦めします。このサービスは、–preferred
オプションを使用してシングルトン・サービスとして作成する必要があります。これは、このサービスが実行されているクラスタ・ノードでアプリケーション仮想IPアドレス(VIP)、DBFSおよびOracle GoldenGateが実行されるためです。
データベースがマルチテナント環境にない場合、またはデータベースがOracle GoldenGateのターゲット・データベースである場合は、-pdb
パラメータを省略します。