1.5 Oracle Database: コンバージド、マルチテナント、SQLによる支援

JSONリレーショナル二面性ビューを使用する場合、アプリケーションではコンバージド・データベースの利点を活用できます。

これらの利点は次のとおりです。

  • JavaScript Object Notation (JSON)データのネイティブ(バイナリ)・サポート。これには、更新、索引付け、宣言的な問合せ、生成およびビューが含まれます

  • 高度なセキュリティ(監査や、ロールと付与を使用したファイングレイン・アクセス制御など)

  • 複数のドキュメントおよび表にわたる完全なACID (原子性、一貫性、分離、永続性)トランザクション

  • あらゆる種類のデータ(JSONを含む)でのJOINの簡単な標準化

  • 最新の分析機械学習およびレポート作成

Oracle Databaseは、コンバージド・マルチモデル・データベースです。1つにまとめられた様々な種類のデータベースのように機能し、様々な機能にわたって相乗効果をもたらし、様々なワークロードおよびデータ・モデルをサポートします。

Oracle Databaseは、多言語です。複数のアプリケーション言語を使用して、JSONデータを含むあらゆる種類のデータをシームレスに結合および操作できます。

Oracle Databaseは、マルチテナントです。様々なチームおよび目的にあわせて、統合と分離の両方を実現できます。セキュリティ、アップグレード、パッチ適用、メンテナンスに共通の単一のアプローチを使用できます。(Autonomous JSON DatabaseなどのAutonomous Oracle Databaseを使用する場合、Oracleは、このようなデータベース管理の役割をすべて処理します。自律型データベースは、自動管理、自動保護、自己修復およびサーバーレスです。また、自律型データベースへのAlways Freeアクセスがあります。)

標準の宣言型言語SQLは、Oracle Databaseでの処理の基礎となります。一般的なアプリケーション開発言語をOracle Database API for MongoDBOracle REST Data Services (ORDS)などのAPIとともに使用してアプリケーションを開発している場合でも、SQLの機能によって、そのすべてが支えられており、Oracle Database上のその他すべてのものとそのアプリケーションを連携させることができます。