Oracle ASMLIBを使用するためのディスク・デバイスの構成
Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループで使用するディスク・デバイスを構成します。
Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループで使用するディスク・デバイスを構成するには、次のステップを実行します。
-
Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループでIDE、SCSIまたはRAIDデバイスを使用する場合、次のステップを実行します。
-
ディスク・グループに使用するディスク・デバイスをインストールまたは構成し、システムを再起動します。
-
次のコマンドを入力して、使用するディスクのデバイス名を特定します。
# /sbin/fdisk -l
ディスクのタイプに応じて、デバイス名が異なる可能性があります。
表9-2 ディスク・タイプに基づいたデバイス名の形式
ディスク・タイプ デバイス名の形式 説明 IDEディスク
/dev/hdxnこの例で、
xはIDEディスクの識別文字、nはパーティション番号です。たとえば、/dev/hdaは最初のIDEバスの最初のディスクを表します。SCSIディスク
/dev/sdxnこの例で、
xはIDEディスクの識別文字、nはパーティション番号です。たとえば、/dev/hdaは最初のIDEバスの最初のディスクを表します。RAIDディスク
/dev/rd/cxdypz /dev/ida/cxdypz
RAIDコントローラに応じて、RAIDデバイスは異なるデバイス名を持つことができます。この例で、
xはコントローラの識別番号、yはディスクの識別番号、zはパーティションの識別番号です。たとえば、/dev/ida/c0d1は最初のコントローラ上の第2の論理ドライブです。ディスク・グループにデバイスを含めるには、ドライブ・デバイス名またはパーティション・デバイス名のいずれかを指定します。
ノート:
使用する各ディスクに、単一のディスク全体パーティションを作成することをお薦めします。
-
fdiskまたはpartedのいずれかを使用して、ディスク・デバイスに、単一のディスク全体パーティションを作成します。
-
-
次のようなコマンドを入力して、ディスクをOracle Automatic Storage Managementディスクとしてマークします。
# /usr/sbin/oracleasm createdisk DISK1 /dev/sdb1
この例で、
DISK1はディスクに割り当てられる名前です。ノート:
-
指定するディスク名には、大文字、数字、およびアンダースコア文字を使用できます。ディスク名の先頭は大文字にする必要があります。
-
Oracle Automatic Storage Managementライブラリ・ドライバを使用するデータベースをインストール時に作成するには、ディスク検出文字列を
ORCL:*に変更する必要があります。 -
Oracle ASMでマルチ・パス・ディスク・ドライバを使用している場合は、そのディスクに正しい論理デバイス名を指定してください。
-
-
ディスクをクラスタ内の他のノードで使用可能にするには、各ノードで
rootとして次のコマンドを入力します。# /usr/sbin/oracleasm scandisksこのコマンドによって、Oracle ASMディスクとしてマークされているノードに接続されている共有ディスクが識別されます。