4 LinuxでのOracle Databaseのオペレーティング・システムの構成
インストールを開始する前に、Linuxオペレーティング・システムのオペレーティング・システム構成要件およびチェックを完了します。
Oracle DatabaseまたはOracle Grid Infrastructureのインストールを開始する前に、このリリースの、オペレーティング・システムのディストリビューションやパッケージなどの最小要件、およびその他のソフトウェア要件を満たす必要があります。
- Linuxオペレーティング・システムのインストールに関するガイドライン
Oracleインストールを開始する前に認識しておく必要のある、オペレーティング・システム・ガイドライン。 - オペレーティング・システム・セキュリティの共通プラクティスの確認
セキュリティ保護されたオペレーティング・システムは、全般的なシステム・セキュリティにとって重要な基礎部分です。 - インストール修正スクリプトについて
Oracle Universal Installerは、インストールの最小要件が満たされていない場合に検知し、要件を満たしていないシステム構成ステップを実行するために、修正スクリプトと呼ばれるシェル・スクリプト・プログラムを作成します。 - オペレーティング・システムの要件について
インストールする製品に応じて、必要なオペレーティング・システム・カーネルとパッケージがインストールされていることを確認してください。 - x86-64 Linuxプラットフォームのオペレーティング・システム要件
この項に記載されているLinuxのディストリビューションおよびパッケージは、x86-64上のこのリリースでサポートされています。 - Linux for Arm (aarch64)のオペレーティング・システムの要件
この項に記載されているLinuxのディストリビューションおよびパッケージは、Linux for Arm (aarch64)上のこのリリースでサポートされています。 - Linux用の追加ドライバとソフトウェア・パッケージ
オプションのドライバおよびソフトウェア・パッケージに関する情報です。 - Linuxのカーネルおよびパッケージの要件の確認
カーネルおよびパッケージがインストールに関する最小要件を満たしているかどうかを調べるためにカーネルおよびパッケージを確認します。 - Linux x86-64でのVMのクロック・ソースの設定
Linux x86-64での仮想環境(VM)のパフォーマンスを向上させるために、クロック・ソースをtsc
に設定することをお薦めします。 - ホスト名解決の確認
サーバーのホスト名が解決可能であることを確認するためのチェックです。 - 透過的なHugePagesをmadviseに設定
透過的なHugePagesメモリーは、Oracle Linuxではデフォルトで有効になっています。ただし、パフォーマンスを最適化するために、すべてのOracle DatabaseサーバーのUEK7以降のカーネルで透過的なHugePagesをmadvise
に設定し、以前のリリースで推奨されていたように透過的なHugePagesを無効にしないことをお薦めします。 - インストール時におけるSSHの自動構成の使用
Oracleソフトウェアをインストールするには、すべてのクラスタ・メンバー・ノード間にセキュア・シェル(SSH)接続を構成します。 - Linux 8以降のシステムでのディスクI/Oスケジューラの検証
ディスクI/OスケジューラはディスクI/Oのリクエストを再調整、遅延またはマージすることで、スループットの向上と待機時間の短縮を促進します。 - インストール・アーカイブ・ファイルのデジタル署名と整合性の検証
Oracle Database 23ai以降では、インストール・アーカイブ・ファイルは、ご使用の環境へのパッケージのデプロイ前にパッケージの整合性を保証するために、Oracle証明書を使用してデジタル署名されています。