Oracle FPPローカル・モードを使用したOracle Databaseへのパッチ適用

Oracle Fleet Patching and Provisioning (Oracle FPP)ローカル・モードを使用してOracle Databaseにパッチを適用するには、この手順を使用します。

1. 目的のリリース更新(RU)のゴールド・イメージをダウンロードし、ファイルを新しいOracleホーム・ディレクトリに抽出します。たとえば:

   $ mkdir -p /u01/app/oracle/product/23.6.0/dbhome_1
   $ chgrp oinstall /u01/app/oracle/product/23.6.0/dbhome_1
   $ cd /u01/app/oracle/product/23.6.0/dbhome_1
   $ unzip -q /tmp/23_6_ru.zip

2. runInstallerを使用して、古いOracleホームと同じ新しいOracleホームを構成します。

   $ ./runInstaller -silent -setupDBHomeAs source_Oracle_home

   このステップでは、Oracle Databaseソフトウェアの初回インストールに使用されるユーザーおよびグループなどの構成情報を取得し、新しいOracleホームにOracle Databaseソフトウェアをインストールします。
3. Oracle FPPローカル・モードを使用して、古いOracle Databaseホームから新しいOracle Databaseホームに切り替えます。

   $ rhpctl move database -desthome /u01/app/oracle/product/23.6.0/dbhome_1 –sourcehome /u01/app/oracle/product/23.0.0/dbhome_1

   ノート:

   • Oracle FPPローカル・モードによるパッチ適用中、パッチ適用コマンドは1つのノードでのみ実行する必要があります。パッチ適用は、他のすべてのノードで自動的に完了します。
   • 最初の実行でコマンドが失敗した場合は、最初に起動したノードと同じノードからコマンドを再実行する必要があります。