PL/SQLソース・テキストのラップの制限
-
ラップされたファイルは、Oracle Databaseリリース間での下位互換性がありません。
たとえば、バージョンn.1 PL/SQL Wrapperユーティリティにより生成されたファイルをバージョン(n-1).2 Oracle Databaseにロードすることはできません。また、バージョンn.2 PL/SQL Wrapperユーティリティにより生成されたファイルをバージョンn.1 Oracle Databaseにロードすることもできません。ラップされたファイルは、パッチセット間で上位および下位の両方の互換性があります。
-
PL/SQLソース・テキストのラップは、パスワードや表名を隠すための安全な方法とはいえません。
高いセキュリティを確保するには、Oracle Database Vaultを使用してください(『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照)。
-
トリガーのPL/SQLソース・テキストは、ラップできません。
トリガーの実装の詳細を隠すには、実装の詳細をストアド・サブプログラムに配置し、そのサブプログラムをラップして、そのサブプログラムを起動する1行トリガーを記述します。